小金井市議の片山かおるさんにお誘い頂き、鎌倉市のNPO法人アルペなんみんセンターを視察。同センターは「難民の友に、難民と共に」を目的に難民の定住、地域との共生、難民問題の啓発活動などを目的に2020年4月に設立、入管施設からの仮放免の方にシェルターなどを提供しています。

仮放免者は非正規滞在を理由に入管庁の施設に収容されたものの何らかの理由で施設外での生活を認められた方々。仮放免が認められても働くことは禁止され、健康保険に入ることもできず、生活保護も対象外。先日の区議会でも練馬区としての支援を求めました。(リンク

同センターはカトリックの修道院から30の個室を持つ建物を無償で借りていて、これまでに21カ国59名の仮放免の方が暮らしています。

センターの運営にあたっては、地域の方が食材を提供したり、医師の方が往診をしたり、多くの方に支えられている姿が印象的でした。

鎌倉市もUNHCRと「難民を支える自治体ネットワーク」に調印、市議会でも意見書を提出。仮放免の方に対しても食料支援や就学援助、また全小中学校で難民についての啓発ポスターを掲示、学校で難民の話を聞く授業なども実施しているとのこと。

訪問した日が入居者の誕生日ということで、皆さんでお祝いをしたり、食事の前にそれぞれの言葉、宗教でお祈りしている姿も印象的でした。

練馬区でも19名の仮放免者の方が生活し、そのうち2名は子どもです。仮放免でなくても苦しんでいる外国籍住民の方も多くいます。鎌倉市やアルペなんみんセンターのような支援が練馬区でもできるよう、訴えていきます。