本日(11月13日)から明日まで、所属する交通対策等特別委員会の視察。初日は福井県永平寺町で実施している日本初の自動運転移動サービス(ZEN drive)について学びました。

同事業は、特定の条件のもとで完全な自動運転を行う「レベル4」の車両の運行をするものでまちづくり株式会社ZENコネクトが実施。4月に解禁された「レベル4」の運行が始まったのは、全国で初めてです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230522/k10014074841000.html

同事業は鉄道配線跡を自転車歩行者専用道路に改宗した町道「永平寺参ロード」の約2キロを走るもの。車両内には運行従事者は無人で、遠隔監視により最大3台の運行を管理しています。現在は観光客を対象に、土日祝日のみの運行、利用料金は大人100円、中学生以下50円で一日40-50人程度の利用とのこと。時速12キロ程度、7人乗りとのこと。

高齢化が進む中で、無人運転には大きな可能性を感じさせるものでしたが、運行区間が限られ、日常生活では利用しにくいといった課題も残るとされています。特に同路線では信号も交差点もないところを進むことになっており、障害物を見つけても止まることはできても、避けることはできません。また、11月には接触事故を起こしたために運行も一時的にストップしていました。事故については、リンクをご覧ください。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231110/k10014254121000.html

財政上の課題などあり、練馬区でのすぐの導入は困難ですが、運転手不足や高齢化などの課題は続く中で、永平寺町で取り組みは参考になりました。