福井県永平寺町 自動運転移動サービス ZEN drive の視察

本日(11月13日)から明日まで、所属する交通対策等特別委員会の視察。初日は福井県永平寺町で実施している日本初の自動運転移動サービス(ZEN drive)について学びました。 […]

文教児童青少年委員会 視察報告2 山口市のICT教育への取組「やまぐち子ども未来型学習プロジェクト」とYCAM の視察

視察2日目、山口市のICT教育への取組を視察。同市では「やまぐち子ども未来学習プロジェクト」として、市内の山口情報芸術センター(Yamaguchi Center for Arts and Media, YCAM)と連携して、学校でのICTの操作やメディアリテラシーの習得に取り組んでいます。 […]

長野県立美術館 の視察…「美術館の建物は突出することなく、風景の一部となるべき。」

11月15日から16日にかけて、総合災害対策等特別委員会の視察。2日目の16日は長野県立美術館を訪問しました。こちらは現在進行中の練馬区立美術館の改修(建て替え)計画の参考ともなっています。https://nagano.art.museum/ […]

糸魚川市の視察 2016年の大火からの復興

11月14日から15日まで総合対策等特別委員会の行政視察。初日は新潟県糸魚川市の復興を視察。糸魚川市では2016年の12月、駅の北側で火災が発生、30時間にわたり合計で40,000㎡が焼失し、147棟、145世帯、56事業者が被災する大惨事となりました。当該地域はこれまでも、地理的にフェーン現象が発生しやすいことから、この200年で13回もの大火災が発生していた地域でした。 […]

福岡県久留米市へ 国内初、既存の公共施設でZEB化を実現

10月26日から27日まで、所属する都市整備委員会の視察。コロナの影響で行政視察は3年振りになります。今日は福岡県久留米市の環境部庁舎を視察。こちらは、国内初の既存公共建築物での「ZEB」事例となります。 […]

太田市美術館・図書館の視察…練馬区の計画する美術館との違いは?

先日、議会の会派の「インクルーシブな練馬をめざす会」の高口ようこさんにお誘いいただき、加藤木さくらこさんと一緒に、群馬県の太田市美術館図書館を視察しました。 練馬区で美術館の再整備が議会での大きな争点となっている中で、同じように美術館と図書館が併設している他自治体の事例を学ぶのが今回の目的。https://iwasetakeshi.net/2022/02/museum/ […]

世田谷区立産後ケアセンターの視察。子育て支援、練馬区でもぜひ充実を!

議会の会派「インクルーシブな練馬をめざす会」で世田谷区立 産後ケアセンターを視察。仲間の高口ようこさんが発案、アレンジしてくださって皆さんで訪問しました。 世田谷区では2018年4月に区立産後ケアセンターを設置。施設では産後4か月未満の母子および未就学児のきょうだいで心身の健康または育児に対する不安・疲れがある方、家族・親族から十分な支援を受けられない方を対象に、宿泊型のショートステイと日中滞在のデイケアのサービスを実施しています。区立でセンターを構えているのは世田谷区のみであり、とても参考になります。https://sango-midwife.jp/index.html […]

委員会報告② 那覇市 の挑戦 過去の歴史を伝える緑の施設 クニンダテラス から学ぶこと

クニンダテラス...琉球や久米村の歴史文化を紹介する展示室などからなる複合施設 練馬区 の 都市農業みどり環境等特別委員会 の行政視察 の二日目、那覇市の施設「クニンダテラス」を訪問しました。クニンダテラスは市の中心にある松山公園とその近くにある中国式庭園の 福州園 を中心に、単に緑を楽しむことだけでなく、「歴史を現在に伝えること」、「まわりへ広がること」、「ソフト面へつなぐこと」を目的に周囲の施設との連携施設として開発されました。クニンダテラスは①久米村の歴史、文化、精神を伝えるための展示室、②飲食店、③広場、④交流スペースで構成されています。 クニンダテラスが守る久米村の歴史や緑 沖縄建築賞を受賞した施設のデザインも素晴らしかったのですが、印象的だったのは久米村の歴史の展示室でした。構想の段階では、最も目立つ場所なので喫茶スペースにするという案もあったそうです。しかし、一番大事なことは地域の住民や観光客に戦争で失われてしまった久米村の歴史を改めて知ってもらうことであり、そのためにあえて展示室として開設したとのことでした。かつて琉球王国の外交を支え、中国との交流の拠点となった久米村の歴史を伝えるために福州園という中国式の庭園を造ったという話も印象的でした。実際に庭園内を歩いても広い敷地の中に中国式の池や橋、塔などが並んでいて、別世界のようでした。 クニンダテラスのレストランは現在休業中で、福州園の来場者も減少傾向にあるとのことでしたが、こうしたしっかりとした理念がある限り今後も様々な展開や工夫も可能だと思います。 練馬区も理念に基づくみどり施設の運営を! 練馬区にも多くの公園が存在しますが、このようにしっかりとした理念に基づき運営されている施設は少ないと思います。練馬区では みどり30 推進計画に示されていた緑被率30%の目標も放棄し、緑の量も大きく減少しています。練馬区がすべきことは武蔵野の緑を残し、増やすというしっかりとした理念を持つとともに、それに基づいて都市計画や公園の運営も実施していくべきだと改めて思いました。    

視察報告① 石垣市 の挑戦、日本初! スクーターシェアリング の取組

練馬区議会の行政視察 練馬区議会では年に一度、所属する委員会で他の自治体での先行的な取り組みを学ぶために行政視察を行います。 「都市農業・みどり環境等特別委員会」 では11月11日~12日に沖縄県の石垣市と那覇市を訪問しました。 持続可能な発展を目指した島づくり「石垣市エコアイランド構想」 石垣市では、#石垣市エコアイランド構想 の取組の一つとして、日本で初めて導入した電動スクーターのシェアリング事業を学びました。石垣市では観光客の増加(年間138万人)に伴う環境の破壊やライフラインの確保が大きな課題となっています。そうした中、市は2013年に「新たな価値の創造による“持続可能な発展”を目指した島づくり」を目標に「石垣市エコアイランド構想」を策定し、その一環として昨年からスクーターシェアリング事業を開始しました。 日本初!、スクーターシェアリング スクーターのシェアは台湾で誕生したサービスで、石垣市は導入にあたって、住友商事と台湾の民間企業(Gogoro社)と協定を結び、200台の電動スクーターを購入するとともに、太陽光発電によるバッテリーステーションを5カ所に設置しました。 スクーターは一度の充電で70㎞の走行が可能で、電池はステーションで交換します。沖縄では公共交通が進んでおらず、ほとんどの住民は移動を自家用車かタクシーに頼っています。そのため、車の数は市民2人に対して1台、スクーターについても7人に一台と全国平均を大幅に上回っている中で、シェアスクーターを普及させることでCO2の排出削減や渋滞緩和などを目標としています。 実際にステーションを視察しましたが、ステーションに設置されている太陽光パネルで簡単に充電ができるという点も含めて非常に使いやすいものでした。(スクーターシェアリングについて詳しい説明はこちらから) 練馬区で学べることは? 練馬区での導入においては、交通事業等が異なる中で、利用者の安全への配慮やステーションの設置など多くの課題もあります。しかし、石垣市として環境問題を解決するためにこれまでの常識にとらわれず、海外の先行事例も積極的に取り入れていく姿勢は勉強になりました。 これまでも委員会などで、海洋プラスチックの削減を図るためにビニール袋の有料化などを訴えてきましたが、その都度区からは国や都の動向を見ながら対応する、といった答弁が続いてきました。しかし、石垣市のように明確な意思があれば、自治体として独自の対応を図ることは可能です。石垣市の取組を参考に、練馬区としても海外の先行事例なども検証しながら、積極的な環境問題への取組をはかるよう訴えていきたいと思います。

【恩納村 の SDGs への取組 「近すぎて、大切なものに気づけない」行政視察報告③】

視察の二日目、恩納村のSDGs(Sustainable Development Goals)の取組を学びました。SDGsとは、国連が提唱する持続可能な開発目標のことで、「誰も置き去りにしない」ことを基本理念にしています。各自治体でも取組が求められているなかで、恩納村はサンゴの保全を中心とした計画を策定し、国から昨年度、SDGsのモデル事業にも選ばれました。 村は「サンゴの村宣言」を行ったうえで、持続可能な観光を中心に据えながら、女性の社会進出、賃金の向上、ダイバーシティやバリアフリーの推進などにつなげることを目標にしています。また、観光目的税を導入して、宿泊の際に一定の税を徴収し、環境の保護にもつなげる取組も行おうとしています。 事業を展開する上で一番の課題の一つは、サンゴがあまりに身近にあり、その大切さに気付いていない住民の意識を変えていかなければいけないこと、とのことでした。そして具体的には課題を可視化する取り組みなども行うとのことでした。 練馬区においても、子どもの貧困、障がいを持った方への支援、緑の保全など問題は山積していますが、地域で暮らす中であまりに日常のため、一つ一つの問題になかなか気づきづらい、といった状況があると思います。今回の恩納村のSDGsへの取組はこうした課題を可視化し、解決を図るという意味でも参考になるものでした。練馬区においても「誰も置き去りにしない」持続可能な開発とは何かを議会や住民が一緒になって考え、練馬区としてのSDGsを打ち出すべきだと思います。

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