皆さんは大泉第二中学校をご存じですか?
開校されて68年、現在の校舎が建てられて52年、非常に歴史のある中学校です。「燃える大二中」とも言われ、体育祭、合唱コンクール、文化発表会なども盛んで運動場の面積も10,600㎡、区内の公立中学校では8番目、地域では大泉中学校に次ぐ広さです。しかし、この学校を分断する形で2本の大型道路、135号線と232号線が交差する計画が進んでいます。

練馬区ではこれまで全面移転案、校地の再形成案、現位置での再建案の3案が検討され、その中では校地の再形成案が最も現実的と考えられています。有識者委員会が2018年にまとめた提言はこちらです。

4月23日の文教児童青少年委員会では、大二中の教育環境を守るために、道路の整備を前提とした取組方針を策定しないことを求める陳情(第50号)の第一項について、子どもの教育への影響の観点から質疑が行われました。

そもそもなぜこんな計画が?
最初の道路、133号線の計画が立てられたのは昭和22年のこと、その後子どもが増えた中で、大泉には大泉中学校のみだったが、人口の急増によって学校の設置を検討、食糧増産が叫ばれていた中で、農地を避けて学校用地を作る必要があった。その中で当該地が対象に。その後、昭和41年に232号線がその地に計画されたことは資料がないので後ほど調べる。

岩瀬の意見→1947年当時の状況は理解できますが、それが70年を経て子どもへの影響が出てしまうというのは全く許容できるものではありません。

学校の校庭に道路が通ることへの子どもへの影響は?
大通りに面する学校というのは区内にもある。その中でも通学路や安全に通える環境は構築してきている。大二中に関してもその点についてはしっかりと進めていく。

岩瀬の意見→大通りに面した学校があるということと、学校の真ん中に道路を新たに作るということは全くの別問題です。練馬区も運動場の真ん中に道路が通っている学校はその後の質疑では23区でも聞いたことがないとのこと、そのような環境を新たに作り出すということ自体が問題です。

運動場が小さくなってしまう?
現在、最有力とされている再形成案では、学校に併設する運動場は7400㎡だが、学校から離れた所に4,000㎡を超える新たな敷地を確保。こちらを加えたら現在の10,600㎡よりも広い敷地を確保できる。

岩瀬の意見→合計したら今の面積よりも大きくなるとのことですが、運動場が細切れになってしまうことで、活動の種類や質が変わってしまうのは明らかです。

5年振りの有識者委員会での校長先生からの意見は?

今年3月に5年振りに開催された有識者委員会で、出席していた大二中の校長からは、なるべく今の環境を守って欲しいとの切実な思いが述べられていましたが、それに対する練馬区の考えは?

→「標準化」はあくまで共通の基準であり、学校特有の事情やこれまでの教育活動を踏まえたうえで、教育環境を守るために大二中についても個別に検討していく。

今後のスケジュールは?
今年度中に大二中に関する取り組み方針を策定する。策定にあたっては、区の中で教育、土木で連携して取り組む。必要に応じて有識者委員会の意見を聞いていく。最終的に素案として区民の方にお示しする。

次回の委員会で陳情の審査が行われることになりますが、区の説明はあくまで道路ありきでの議論になっています。子ども達の教育環境を守るための最善の方法は道路建設を止めること。昭和22年に建てられた計画を現在になってそのまま実現するということ自体の問題など、今後も訴えていきます。ご意見などあればぜひお寄せください。