皆さんは2050年、練馬区がどうなっていると思いますか?
民間の有識者グループ「人口戦略会議」は全体の4割にあたる744の自治体で、2050年までに「最終的には消滅する可能性がある」とした分析を公表。
練馬区は全国でわずか25カ所、出生率が低くほかの地域からの人口流入に依存している「ブラックホール型自治体」に分類されました。
厚生労働省が2024年の4月19日に発表した2018〜22年の市区町村別の合計特殊出生率でも練馬区の合計特殊出生率は1.06で23区平均の1.08を下回る現状。
人口戦略会議の予想では、2050年の段階で練馬区の総人口は75万5千人と現在を上回るものの、20歳~39歳の女性は現在よりも7.2%減の9万9千人となる見込みです。
「こうした地域では、出生率の向上に向けた対策が特に必要」とされている一方で、練馬区では予算削減のために第三子以降の出産祝い金を半額に減額、また、子育て支援といいながらも学童児童の待機児童の数は全国でもワースト6位、バリアフリー化に向けた学校でのエレベーターの設置も23区で最下位です。「子育てしやすい町」を掲げるのであれば、もっと当事者の声に耳を傾け、子育てに予算をかけるべきです。