ワーナーブラザーススタジオツアー東京(通称ハリーポッターパーク)が開設されて1周年を迎えることにあわせ、練馬区は200万円をかけてイベントを開催。しかし、ワーナーからの許可を得られず、名前の使用すらできず。税金の使い方を見直すべきです。

6月14日の区民生活委員会、「Toshimaen ぶらりフェス」の開催について報告が。こちらはハリーポッターパークが6月16日に開設1周年を迎えることにあわせ、商店街振興などを目的に地元商店会や西武鉄道等と連携してイベントを開催するもの。予算は200万円です。しかし、一番の当事者であるワーナーは連携せず、そのためにイベントにも名前も使えず。

「としまえん跡地に施設が誕生してちょうど1年!多くの方にこの場所が知られる状況となりました。」

と非常にわかりにくい説明に。

練馬区によると、ワーナーは当該施設の世界観を守ることを大切にしているため、協力や連携へのハードルが非常に高いとのこと。今回も苦肉の策としてこんな説明になったようです。唯一、駐車場の提供と商店会で配るコースターの共同制作に協力があったとのこと。

練馬区はこれまでにも開設時には1900万円をかけてフラッグを作成、今回も200万円をかけて1周年イベントを独自に行っています。しかし、その費用対効果について地元商店に客は増えた感覚はあるものの、具体的な金額は現時点で不明とのこと。

他の委員から指摘もありましたが、私もワーナーからの協力も十分に得られない中で、練馬区の片思いではないかすら思います。多額の税金が使われる中で、今後の協力や連携のあり方について、費用対効果をきちんと把握したうえで、見直しを行うべきです。意見などありましたらご連絡ください。