練馬区は、大江戸線延伸の「事業化」に向けて、沿線の将来像を描く「大江戸線延伸-沿線まちづくりデザイン-」策定を支援する事業者の公募(プロポーザル)を9月19日から開始しました。参加希望者は実施要領等に基づき提出書類が必要です。

目的:延伸“後”を見据えた具体像づくり

今回の委託は、延伸後の各新駅周辺の姿を具体化し、今後の関連計画や個別事業の指針となる文書をつくることが目的です。駅前広場やアクセス道路、出入口配置など、暮らしに直結する要素について住民意向を踏まえて整理・提示します。リ

資料はこちらをご覧ください:大江戸線延伸の事業化に向けた調査業務支援委託

スケジュールと経費:2026年10月に策定へ

2025年度はアンケート調査や既存のまちづくり成果の整理、2026年度はオープンハウス(意見交換の場)の企画・運営を経て、「沿線まちづくりデザイン」を2026年10月に取りまとめる計画。概算経費は2025年度分で税込591万円が示されています。参加申込・企画提案の受付は10月20日まで、審査結果は11月25日までに通知予定です。こちらの記事もご確認ください。

対象エリア:土支田・大泉町・大泉学園町

延伸は光が丘から北西方向に進み、区内では(仮称)土支田・大泉町・大泉学園町の3駅を整備する計画です。区は東京都と実務協議を継続しつつ、沿線の地区計画や都市計画道路(補助230号線)整備と連動して、延伸を見据えたまちづくりを進めています。

これまでの取組

大江戸線延伸(光が丘~大泉学園町)は、国の交通政策審議会答申(第198号)で「進めるべきプロジェクト」に位置づけ。東京都の「未来の東京」戦略でも事業化に向けた協議・調整が明記され、区は東京都との実務協議、延伸推進基金の積立て、沿線のまちづくり具体化を進めてきました。

意思形成への住民参加も

要領では、駅前空間やアクセスの具体化に向けて住民アンケートを実施し、結果を分かりやすく集計・分析すること、さらに各回の検討を積み上げる形式のオープンハウスを運営することが求められています。

見通し:2040年ごろの開業目標と採算性

東京都が取りまとめた素案等の報道では、開業時期は「2040年ごろ」を目標とし、採算面でも一定の見通し(B/CやNPV、36年目黒字化見込み等)が示されています。一刻も早い実現に向けて、議会でも取組を続けます。ご意見などありましたらお寄せください。これまでの訴えはこちらをご覧ください。