12月1日から31日まで、区内の対象店舗で電子マネーのPayPayで支払うと、最大10%の還元を実施。一度の支払いで最大3千円、期間中最大で5千円が還元されることに。本年度だけで2回目、全体では6回目になります。もちろん家計は助かりますが、そこに費やされる練馬区の税金は5億4千万円、全て皆さんのお金です。10月8日の区民生活委員会で報告がありました。
当日の資料はこちらをご覧ください。
08【資料5】キャッシュレス決済ポイント還元事業の実施について
事業の目的について練馬区は
「物価上昇による区民生活の影響を緩和するとともに、区内商店街等での消費喚起につな
げる」
としています。練馬区は事業の効果として
もちろん消費者にとっては嬉しいことですが、対象はPayPayでの支払いのみ。同社に対して事務手数料として4500万円程度を同社に支払うことになります。さらに、対象店舗も手数料として1.6%か1.98%を支払うことになり、振込みも一か月後となります。
何度も指摘していますが、なぜペイペイの一社のみしか使えないのでしょうか?他区の状況を見ると、2024度に同様にペイペイを使ってキャッシュバックキャンペーンを行ったのは、練馬区を含めて葛飾区や品川区、墨田区、足立区などの6区程度。さらに品川区や足立区など3区ではペイペイだけでなく楽天ペイ、auPAY、D払いの4種類の決済を採用しており、ペイペイのみだったのは3区程度のみです。
北区などでは、独自のデジタル通貨や共通商品券など、他の方法での中小企業や消費者支援を行っています。本事業が開始されて5年目、当初はコロナの感染拡大で売り上げが低迷した商店を支援するために行われていました。事業の目的も大きく変わる中で見直しを行うべきだと思います。ご意見などあればぜひお寄せください。過去の訴えはこちらをご覧ください。