大泉学園駅から北に延びる学園通りの桜について、今年度にサクラの健全度調査をおこなったところ、21本のサクラが不健全な状態と判明、今後倒木、落枝の恐れがあるために該当のサクラを今年度中に伐採を行うと区から報告がありました。新植については、2026年度以降に順次行うとのことです。

学園通りは1933年に開通、そのころに風致地区協会によって何本かのサクラが植えられたのが現在の桜並木の始まりといわれています。現在では2㎞にわたる沿道に合計で280本のサクラが植えられています。現在のサクラの大半は1970年ごろに植えられたもので、その多くが寿命を迎えようとしています。

練馬区は2015年ごろから老朽化したサクラの更新を開始、2021年の段階で67本、その後も毎年6本ずつ植え替えをしており、区も正確には数えていないものの今年までにおよそ85本の植え替えが行われました。今年度、さらに21本の植え替えが行われますので、合計で100本以上が新たなサクラになることに。自分が子どもの頃から見ていたサクラが切られてしまうのはとても悲しいといった声も伺います。私自身も息子が生まれたころから一緒に育っていたサクラ、花びらを集めて空に投げるのが大好きだったのですが、それも数年前に更新されてしまいました。

どんなものにも寿命がある中で、安全確保と世代更新をどう両立するかは、避けて通れない課題でもあります。少しでも長く残せるように、議会でも引き続き取り上げたいと思います。皆さんの思いなども伺えたら幸いです。これまでの訴えはこちらをご覧ください。