大泉、土支田に広がる清水山の森・稲荷山憩いの森をテーマに勉強会を開催しました。午前中にもかかわらず25名が参加してくださいました。ありがとうございました。この地域には、23区で唯一のカタクリの群生地があり、清水山の森には「東京の名湧水57選」に選ばれた湧水も流れています。練馬区はこの一帯を中心に、約10ヘクタールの総合公園を整備する計画です。しかし計画では、400世帯を超える住居の立ち退きや、500億円以上の事業費が必要とも指摘されています。

前半では、清水山の自然保護に取り組む20代の若者を講師にお招きし、お話を伺いました。
「子どもの頃、土支田で育ち、清水山の森でいつも遊んでいた。区外に引っ越した今も、自然を守るため毎週のように戻って活動している」とのこと。

自然保護には“地道な市民の活動こそが大切”――この言葉の重みを、私たちはもっと真剣に受け止めるべきだと感じました。日々地域の自然に接しているからこそ、地域に必要なことが見える。ミクロの視点から政策全体(マクロ)を考える必要がある、という趣旨もまさにその通りだと思います。
にもかかわらず、練馬区の進め方はあまりに乱暴です。後半では、私から稲荷山公園計画についてお話ししました。稲荷山公園の計画は、約400世帯・1000人以上が立ち退き対象になり得る規模で、総事業費も500~600億円にのぼる可能性があるとの指摘があります。

さらに、計画について話し合う専門家委員会は傍聴できても住民の発言は認められない、これで「対話」などと言えるでしょうか。加えて見過ごせないのが、稲荷山憩いの森の地下施設です。区の公式発表でも、戦時中のものと推察される地下施設について令和4年度~令和6年度に調査を行い、掘削5か所のうち3か所で部屋(空洞)が確認されたとされています。大規模整備を進めるのであれば、安全性や保存のあり方も含め、拙速は許されません。

目的に「みどり」や「武蔵野」を掲げるなら、なおさらです。参加者の皆さんからも、「いったん立ち止まり、住民との実質的な対話からやり直すべきだ」という意見が数多く出ました。行政はこうした声に、真正面から耳を傾けるべきです。4月の区長選挙では、計画撤回も含めてしっかり訴える候補を誕生させたいと思います。

これまでの訴えはこちらをご覧ください。

参考資料