2月8日投開票の衆院選。結果に衝撃を受け、4時前に目が覚めました…。
それでも、民主主義は一度の敗北で終わるものではありません。悔しい。悔しいけれど、分断や排除が広がる今だからこそ、人権と多様性を大切にする政治を、なんとしても呼び戻したい。そう強く思います。まずは、練馬区・東京9区(練馬西)の結果をできるだけわかりやすく整理しました。その中で少し希望も。ぜひご覧ください。

■野党は大敗 自民党が過去最多 3分の2を超える議席を獲得

衆院選で自民党は全国で316議席を獲得しました。衆議院の定数は465議席ですので、自民党だけで憲法改正に必要な3分の2以上の議席を単独で確保しました。さらに、日本維新の会と合わせると350を超える巨大与党となりました。
東京都でも小選挙区では9区(練馬の西側)や28区(同東側)を含む全ての選挙区で自民党の候補者が勝利しました。自民党が300議席を超えたのは1986年の中曽根政権以来で過去最多、与党が350議席を超えたのも戦後初となります。

■東京9区:小選挙区の勝敗は? すがわら一秀氏 2万票差で当選

東京9区(大泉・石神井・関など、練馬区の西側を中心とする地域)では、個人名を書く小選挙区で自民党のすがわら一秀氏が約7万9千票(得票率42%)を獲得しました。
中道改革連合の山岸一生氏(5万6千票、得票率30%)を破り、2021年の議員辞職と公民権停止処分を経て、約3年半ぶりに再選しました。なお練馬区の東側の28区でも、自民党の安藤たかお氏が中道改革連合の高松さとし氏に約2万8千票差をつけて勝利しています。

(筆者作成)

■東京9区 比例区も自民党が大幅増 野党票はどこへ?

比例代表は政党名を書く選挙で、「政党への支持の強さ」や「支持の移動」が見えやすいのが特徴です。
東京9区では前回(2024年)の衆院選に比べ、自民党の得票数が前回の約1.5倍、約6万2千票に増えました。
一方で、今回の選挙で立憲民主党と公明党が一緒になった中道改革連合は、得票が4割以上減少し、3万2千票に。そのほか、山本太郎氏が病気で代表を退いたれいわ新選組も6割減、日本維新の会も3割減となっています。反対に、前回は存在しなかったチームみらいが急速に支持を広げ、9区では第3位を獲得しました。また、参政党も2年前に比べて倍増しています。

(筆者作成)

■東京9区 全国との違いは? 今の政治を変えたいという声も!

9区での比例区の得票率を、全国の比例代表での獲得議席数(勢い)と比べると、自民党・中道改革連合・維新の会・参政党は全国に比べて低い一方で、チームみらい、共産党、日本保守党、れいわ新選組は9区で人気が高いことがわかります。
特に共産党とチームみらいは全国の傾向と比べて倍近くの票を獲得しています。それだけ9区では今の政治を変えたいという声も高かったということだと思います。

(筆者作成)

■今後に向けて

今回の衆院選は投開票日が雪だったにもかかわらず、練馬区では9区も28区も投票率は61%を超えました。練馬区の衆院選で6割を超えたのは16年ぶりです。
多くの方が政治に関心を持ったことが数字にも表れています。しかし、結果は私達にとって厳しいものでした。私が応援した山岸一生氏は残念ながら落選しました。しかし、皆が頑張っても無駄だと諦めた瞬間にこそ、歯止めがきかなくなり、民主主義が崩壊します。いまこそ個人の尊重、法の支配と対話を土台にした政治の重要性が、いっそう高まっています。私は無所属の練馬区議として、分断や排除よりも人権と多様性を掲げ、地域の誰もが声を上げやすく、共に支え合える社会の実現を訴え続けていきます!これまでの訴えはこちらをご覧ください。