予算特別委員会(産業経済費・環境費)で、サンライフ練馬(練馬区中高年勤労者福祉センター)の維持運営費について質疑しました。
サンライフ練馬は、練馬区立美術館・貫井図書館の再整備に伴い、廃止・解体を前提に整理されてきた施設です。ところが現在は工事が見送られ、着工時期も未定。区は「当面、開館を継続する」としています。
しかしその一方で、施設の一部では用途が変わったまま、十分に活用されているとは言いがたいスペースが生まれています。これは単なる施設管理の問題ではありません。区民の財産をどう扱うのか。区の姿勢そのものが問われています。
■「当面継続」なら、その間どう使うのかを考えるべき
サンライフ練馬では、トレーニング室が中村橋区民センターへ移設されました。その結果、サンライフ側には旧トレーニング室や旧レストラン、厨房など、これまでとは使い方が変わったスペースが生じています。
本来であれば、着工までの見通しが立たない以上、「それまでの間、どう使うのか」を丁寧に考えるべきです。ところが現状は、暫定運用が長引く中で、改善も改修も進んでいません。
■旧トレーニング室は「ウェルネススタジオ」へ
区に確認したところ、旧トレーニング室は「ウェルネススタジオ」として、現在は体育室利用者の待機やストレッチなどに使われており、4月以降は健康増進につながる体操やヨガの教室も行うとのことでした。
方向性そのものはよいと思います。ですが利用者からすると、何に使えるのか、どう利用できるのかが見えにくいのも事実です。せっかく空間があるのに、周知や案内が不十分で使われないのであれば、あまりにもったいない。
旧トレーニング室は、単に「空いているから使う」場所ではなく、区民の健康づくりの場として、もっと分かりやすく活用すべきです。
■広い旧レストラン、使えない厨房 このままでいいのか?
さらに大きな課題が、旧レストランと厨房です。
旧レストランは現在、休憩室として開放されているとのことですが、広い部屋に机と椅子が置かれているだけで、十分に活用されているとは言いがたい状況です。あの空間は規模もあり、使い方しだいで交流の場にもなり得ます。
一方、併設されている厨房は長期間使われておらず、現状では利用できません。再活用するには改修が必要で、民間への貸し出しもできないとの説明でした。
だからこそ私は、旧レストラン・厨房について、子ども食堂、地域の交流カフェ、災害時の炊き出し訓練など、公益性の高い活用の可能性も含めて用途を検討し、改修計画を示すべきだと求めました。
■区の答弁(要旨):「再整備方針は変えない」「すでに有効活用している」
これに対して区は、公共施設の計画上、サンライフ練馬は廃止とする整理であり、必要な機能は他施設で代替するとしていること、着工は見送られたものの、美術館・図書館の再整備方針そのものに変更はないことを答弁しました。
そのうえで、来年度もサンライフ練馬の運営は継続するものの、旧トレーニング室や旧レストランのスペースは区民に利用されており、「既に有効活用している」「現時点で改修等を行う考えはない」と回答しました。
つまり区は、運営は続けるが、今は手を入れないという姿勢を示したことになります。
■必要なのは、「暫定だから放置」ではなく改修計画
私はこの答弁に対し、改めて指摘しました。
特に厨房は、実際には使われていません。旧レストランについても、休憩室とは言いながら、活用が進んでいるとは言えません。しかもサンライフ練馬は、2012年に約5億円をかけて耐震工事を実施した施設でもあります。
着工時期が見えない中で、「暫定だから」として有効活用や改善まで止めてしまうのは、あまりに消極的です。少なくとも、旧レストランや厨房を含めた改修計画を策定し、区民にとって使いやすい環境へ改善を進めるべきです。
■サンライフ練馬は残すべき、そして今使える施設に!
サンライフ練馬は、今も体育室や研修室などが使われている施設です。解体時期も決まらないまま、「どうせなくなるから」と手を入れないのでは、区民にとって不利益が大きすぎます。
私は、サンライフ練馬の存続を求めるとともに、少なくとも旧トレーニング室・旧レストラン・厨房を含めた有効活用のための改修を進めるべきだと考えています。
そして何よりも、美術館・図書館の建て替え計画そのものの中止を、引き続き強く求めていきます。
これまでの訴えはこちらもご覧ください。
