議員になって初めての議会が、ちょうど一年前の6月(第二回定例会)でした。この間、議会に対して抱いていた理想と現実が大きく異なるということに何度も気づかされています。象徴的なのが、先日の一般質問での野党と区とのやり取りでした。

全ての議員は、賛成の立場であれ、反対の立場であれ、「練馬区をよくしたい」という思いは変わらない、そして、一般質問で各会派が発言し質問することも、そういった思いに基づくものと信じています。

だからこそ、議員は地域の中でたくさんの声を聞き、それを政策として形にするために一般質問に臨む。そして行政は各会派の質問や提案に対して、真摯な態度で臨み、協力できること、改善できることをしっかりと受け止めていく、そういった建設的な議会の姿を想像していました。
しかし、実際には、特に野党に対する区の答弁には、真摯さ、誠実さが欠けている、そう思わざるを得ないことが何度もあります。例えば、先日も野党の質問に対して、区の答えには「言うまでもなく」、「ご指摘は全くあたりません」、「ご指摘を待つまでもなく」、「よく確認いただきたい」といった表現が並び、特に「言われるまでもなく」という表現は、わずか20分の答弁の中で10回近く繰り返されていました。

こうした姿勢、決して建設的ではありません。

こうした議会の姿に愕然とするとともに、しかし、そこで諦めるのではなく、そのなかで、何が出来るか模索し続けてきました。

いま改めて、「もっと頑張らねば!」と思います。第二回定例会は6月17日(金)まで続きます。ぜひお気軽に傍聴へいらしてください。