先日、代々木公園で行われたレインボーフェスタに参加しました。このフェスタでは、日本全国のLGBTおよびアライ(支援者)が代々木公園の野外ステージでパフォーマンスを行うとともに、周辺にLGBTを支援する団体や企業、大使館などたくさんのブースが出店されていました。
フェスタに12時前には到着したのですが、すでに歩くのに苦労するほどたくさんの方々が。これほどの方が、おもいおもいのスタイルでフェスタを楽しんでいる、その姿に感動しました。私自身、海外にはLGBTであることをオープンにしている親しい友人たちは何人もいますが、LGBTについて一見「寛容」なようで、そのアイデンティティを前面に出すことがタブー視されがちな日本では、カミングアウトしていない友人が大半です。
それぞれのブースを訪問させていただきましたが、非常に勉強になったのが、「LGBTの家族と友人をつなぐ会」の活動でした。この団体、その名の通りLGBTの家族や友人などによって構成される会で、社会に存在するLGBTへの偏見や差別をなくすために、あらゆる人々がその多様性を認め合える社会を作るために2006年に設立されたもの。具体的には当事者や家族、友人へのサポート、普及啓発、自治体等への提言・調査を行っているそうです。ご自身の友人もLGBTであり、その方がつらい思いをしている中で、どうサポートしていいのか、わからなかった、だからこそ、こうした団体に参加して、少しでも力になりたかったという話も伺いました。
ある当事者の方が「LGBTの方への差別や偏見というのは当事者だけの問題ではなく、社会全体の問題であり、だからこそ、みんなで解決しなければいけない」と仰っていましたが、私も「多様性が認められる社会こそが誰にとっても住みやすい社会」だと信じており、まさにこういった取組が必要だと再認識しました。
今回の出会いを参考に、練馬区においても、地域の中でのLGBTの家族や友人を結びつけるような、そんな取組を練馬区の中でも実現できるよう活動したいと思います。