先日の節分、去年はまだ小さかったので息子にとってはほぼ初めての経験。

どんな風にお祝いしようかな、鬼のお面をつけて驚かせたらトラウマになっちゃうかな、なんて昼頃からソワソワ。そういえば、去年は夕方に豆を買いに行ったらどこのお店も売り切れだったと思い出し、お昼に抜け出して豆と恵方巻を慌てて買いに行く。

そしてワクワクしてチャイムを鳴らすと、予想を裏切り、角の生えたとてもかわいい鬼が逆に「うらー」と出迎えてくれる。その得意げな様子にもうメロメロ。

お夕飯では一緒に恵方巻にかぶりつく。息子には生ものの入っていない恵方巻、そして私たちは大人用。息子が喉に詰まらせないように見張りながら、また私のものに手を伸ばそうとするのを必死でガードしながら急いで食べる(ここしばらく、お祝い事だろうがなんだろうが、落ち着いて食事をしたことがない。会社勤めだった時の昼食のように、立ったままかきこむことしばしば。世のお母さんは何年もそうらしい)。

そしてその後、豆まきを始める。息子がいないところで鬼のマスクをつけて、こっそりと近づいて、耳元で低い声で「鬼だー!」と声をかける。びくっとしてこちらを振り向き、鬼の顔を見たとたん「きゃー!」っと声をあげてママに抱きつく。しめしめと大喜びする私。しかし、すぐに私だとわかったらしく、今度は喜び勇んでマスクをはがそうとする。輪ゴムで止めてあるマスク、びよーんと伸びきったその瞬間に息子が手を放す。あまりの痛さに声も出ない私。大喜びする息子。家族で大騒ぎをしながら、節分は終わっていきました。