息子が生まれて1年3か月、ついにこの日がやってきた。
息子の髪、初めて切るときには、その髪を筆にして、水墨画(風?)の絵を描くのが好きな父にプレゼントしたいと考えていた。生まれて半年ごろから、そろそろかな?とワクワクしていたのだが、髪が伸びるのが遅い息子、「あーこれじゃ足りないです」と言われ、なかなか作成に至らない。
そして、先日ついに床屋さんからもう大丈夫との許可がでる。大喜びして予約する私たち。しかし、床屋さんの話では、息子の髪は量が少ないしコシがない、だから私の髪も中心部に使うために必要とのこと。息子の断髪式を撮影しながら自分も切ってもらう。「髪が少ないのはなぜだ。。。すまん息子よ…」と思いつつ、私の一番のコンプレックスだったゼッペキ頭もデカい顔も似ておらず、息子はまあまあ良い形の小さな頭をしている(妻に似たのだろう)のを確認して、ほっとする。
床屋の椅子に初めて座る息子。回りをキョロキョロ、そしてすぐ近くの水槽に目が釘付けになる。水槽に手を伸ばそうとする息子をうまくかわしながら、上手に髪を切ってくれる店員さん。すごいプロ意識を見る。そして、そのすきに、いつの間にか私の髪もあっという間に切られていく。
すっきりしておさるさんそっくりになった息子と私(?)、帰りにご褒美としてたけおの人生2回目の外食。ハンバーグをいっぱい食べて親子で満足して家路につく。