練馬区ではこれまで、性的マイノリティの方に対する取組はほとんど手付かずで、区として性的マイノリティの人権擁護、差別撤廃に向き合う方針も示されてきませんでした。
私が9月に行った区への一般質問では、区として性的マイノリティの人権擁護、差別撤廃に向き合う基本的な方針を「男女共同参画計画」に示すこと、現在差別で苦しんでいる方への相談窓口の設置等を求めました。
そんな中、練馬区の「第四次男女共同参画計画 素案」が完成しました。
現在、区のウェブサイトに公開されており、1月12日までパブリックコメントを受けることになっています。(練馬区ホームページ)
一般質問の内容がどの程度反映されたか、非常に心配していたのですが、「性的マイノリティの方への情報提供および区民への啓発」が施策の中に新たに盛り込まれ、その中で、相談窓口についても明確に言及されていました。
「性的マイノリティ」という言葉が区の計画に出たのは今回が初めて、大きな一歩であると思います。
以下が素案に掲載されている文章です。
「性的マイノリティの方への情報提供および区民への啓発(新規)
性別にかかわる悩みや問題を抱える方に、相談窓口や必要な情報を様々な方法でわかりやすく提供するよう努めます。あわせて、性のあり方には様々な形があること等の知識を広く区民に周知するための啓発を進めます。」(ここまで)
一方で、学校での取り組みや災害時の対応などについては言及されていません。
皆さんにはぜひご覧いただいたうえで、パブリックコメントとして意見していただければと思います。