先日、病み上がりではありましたが、市民の声ねりまのタウンミーティングを開催。このタウンミーティング、皆さんに議会の報告をするとともに、特定のテーマについて、掘り下げてお話しするというもの。また、皆さんの関心のある分野について、自由にお話しいただくという点にも特徴があります。
今回は特に、池尻議員は練馬区の待機児童について、私は性的マイノリティ(LGBTI)の権利保障についてみなさんにお話ししました。
当日は、天気のいい日曜の昼下がりにもかかわらず、35名もの方にお越しいただきました。
性的マイノリティは欧米の多くの統計だと10%、日本の統計でも5%はいるといわれています(ちなみにこれは、日本人には性的マイノリティが少ないということではなく、隠している人や、社会的プレッシャーで無意識に抑圧している人が多いからだと思っています)。欧米では性的マイノリティの権利保障の動きは進んでおり、2000年にはオランダで初めて同性婚が合法化され、現在では16か国で認められています。
日本では、まだまだ。例えば、親しい友人や親せき、同僚に性的マイノリティがいるか?という調査が昨年行われていますが、それによると、スペインやイタリア、米国、英国などでは50%以上がいる、と答えた一方、日本ではわずか8%しかいませんでした。それだけ、性的マイノリティの方は自分のセクシュアル/ジェンダーアイディンティティを隠さざるを得ない状況が続いているといえます。
また、性的マイノリティの方を対象とした調査においても、異性愛者の方に比べて、自殺をしたいと思ったことがある比率は6倍以上、また、自己肯定感は異性愛の方に比べて半分程度しかないことが明らかになりました。
こうした状況に対して、区として性的マイノリティの方の権利保障を示すための基本方針の策定、差別で苦しんでいる方への相談窓口の設置等を求めていることをご報告しました。
「好きな人と一緒に過ごしたい」、「こどもを育てたい」、「自分の人生や生き方を自分で決めたい」。どれもすべての人が保障されるべき当然の権利です。
私は、日本国憲法が保障する個人の尊重と法の下の平等という理念に基づいて、すべての人がその性的な指向や性の自認にかかわらず基本的人権を享有する個人として、差別を受けることのない社会を実現しなければならないと信じます。この問題は、アイデンティティの問題であり、同時に、個人の尊厳の問題なのです。
意見交換では、皆さんからこれまで自分とは関係ないと思っていた性的マイノリティの権利保障についても身近に感じることができた、という声をいただくことができました。
また、皆さんからは、無戸籍、無国籍の方に対する区の取り組み、子育て支援、永住外国人への取り組み、などについてたくさんのご意見をいただきました。タウンミーティングという形にして、皆さんが双方向で議論をできるようにした今回の試み、ある程度の成功だったと思うとともに、次回はさらに皆さんが話し合い雰囲気を作っていきたいと思います!
Ayer, tuvimos una reunion para informar los resultados y actividades hechos en asambrea local que se ha terminado en Octubre. En la reunion, destacamos la importancia de proteger los derechos de los LGBT en Japon.