今日は集落での基礎簿記に関するトレーニング。

プロジェクトでは農家の収入向上に取り組んでいますが、農産物の販売で発生した利益を如何にに管理するかも非常に重要。プロジェクトでは売上の一部を原資に共同基金を設立し、それを使った種子や肥料の共同販売や村内金融(マイクロファイナンス)を行っています。

そんな中、今日は参加者の方に収入と支出を管理するための簿記の手法の指導を行いました。簿記と言っても、売上と支払を管理するだけの簡便なものですので、簡単に終わると思いきや…集落ではスペイン語がほとんど通じないということと、年配の方を中心に文字を読めない方が多いということから、一日がかりの研修となってしまいました。そして、皆さんからも「なぜ150ドルから100ドルを引くと50ドルになるんだ?」というような答えるのが非常に難しい質問が続出し、終わった頃には私も参加者の方もへとへとに…

でも、トレーニングの後、修了証を渡したときに顔をくしゃくしゃに喜んでいるお婆さんの笑顔を見ると、苦労して準備した甲斐があったと実感しました。