稲荷山公園の整備計画に関する住民と区の意見交換会に出席しました。
こちらの計画、400戸もの住居を立ち退かせて新たな総合公園を整備するもので、昨年の一般質問でも取り上げました。https://iwasetakeshi.net/2022/06/inariyama-park-2/
今回は今年度になって初めて、住民との意見交換が行われました。しかし、今回も数百億円ともいわれ、住民が最も関心があった費用や具体的なスケジュールについて回答はありませんでした。
印象的だったのが、地域で長年暮らしている女性の意見でした。「公園ができるまで生きていないと思う。しかし、ここに住んでいる400戸の住民は、なんとかここに家を持つことができた。その中で、立ち退きを求められてしまう。いくら素晴らしい公園を造られても私達はそこで憩えず、涙を流すしかない。」といった訴えに胸が痛みました。
区は緑を守るとしていますが、もし本当にみどりを守るのであれば、400戸もの住居の立ち退きをさせるために数百億もの税金を使うのではなく、いまある憩いの森や生産緑地を守るためにこそ税金を使うべきです。