9月13日のみどり・環境等特別委員会では「ねりま食べきりキャンペーン」の実施について報告がありました。区では、食品ロス削減に取り組む飲食店を「おいしく完食協力店」、食育に取り組む飲食店等を「ねりまの食育応援店」として登録し、ウェブサイト等で紹介しています。今回、活動を周知するためキャンペーンを実施するとのこと。こうした取り組みも必要ですが、フードロス対策としては、区として飲食店での持ち帰り促進やフードシェアリングなど更なる努力を図るべきだと訴えました

キャンペーンの内容は?

9月21日から11月15日
対象店舗で飲食または食品を購入し、アンケートに回答すると景品がもらえるというもの。
対象は103店舗とのこと。(おいしく完食協力店:24店、食育応援店98店)

練馬区でも持ち帰り促進を!

練馬区のフードロス対策としては、飲食店での小盛メニュー、ハーフサイズメニューの設定、ごはんの量の調整等が中心ですが、食品ロスの削減が求められている昨今、「食べきれなかった料理は自分の責任で持ち帰って食べる」ということが世界では主流となっています。

現在、環境省が中心となって食べきれない場合については「mottECO(もってこ)」(食べ残しを持ち帰る行為の愛称)を利用者とお店の相互理解のもとで取り組む活動を行っています。
23区では新宿、杉並、荒川区で導入しており、杉並区は令和5年度食品ロス削減推進表彰 環境大臣賞も受賞、年間廃棄削減量が69トンに達したと報じています。杉並区ではさらに今年度、「mottECO普及推進モデル事業」を開始、100店舗へと事業を拡大しています。

そのほか、フードシェアリングサービスの促進を民間事業者のアプリ「TABETE
を活用し、目黒、荒川、渋谷、豊島、杉並区などが実施しています。

「フードシェアリングサービス」とは
店頭で売り切れない食品を、必要としている人に紹介・案内し、割引価格で提供することにより、まだ食べられる食品を無駄にしないようにする取り組みのことです。

練馬区でもフードロスが大きく問題となっている中で、他区の取組を参考に、練馬区も活動を拡大させるべきです。