練馬区は区立小中学校に在籍する障害児の多様なニーズに対応し、一人ひとりの状況に応じた支援を実施するため、「 特別支援教育実施方針」(素案)をとりまとめました。12月11日から1月16日まで、こちらから住民の意見募集(パブリックコメント)を行っています。特別支援学級の増設や情緒障害学級の開設なども検討されています。ぜひご意見をお寄せください。
練馬区でも支援を必要とする子どもの数は年々増加しています。特に知的障害学級では、小学校では10年前と比べ約1.6倍、中学校でも約1.2倍まで増加しています。
こうした中、物理的にもこれ以上学級数を増やすことができない学校や支援教室の指導場所が固定できない学校も発生しています。ある学校では教室が足りず、ホールで授業をしているとのことです。こうした中で、一般質問でも特別支援学級の増設を求めました。
練馬区では今回、特別支援学級増設・新設を小学校では令和9年度中、中学校では令和10年度中の設置を目指して検討するとしています。また、自閉症・情緒障害学級(固定学級)設置に向けた候補校、対象児童生徒などの具体的な検討を開始すると初めて明記しています。
その他、教員の専門性向上のための取組の充実として、全教員対象に障害理解促進のための悉皆研修実施や、特別支援教育担当教員対象に専門家等による継続的な研修の実施、個別指導計画に特化した研修の実施を行うとしています。
練馬区の特別支援教育において、非常な重要な方針となりますので、ぜひみなさまもご意見をお寄せください。
過去の訴えはこちらからご覧ください。