練馬区民の4割以上の方、コロナで精神や体に影響が…特に女性が深刻。最新の区民意識意向調査(2020年度)から

昨年11月に実施された最新(2020年度)の区民意識意向調査報告書が配布されました(調査対象は3千人、信頼度95%)。毎年作成され、区政の課題について区民の意識を統計的にとらえ、政策の基礎資料になる非常に重要なものです。 印象的だったのがコロナに関する項目。「影響の前と比べて、精神的・身体的に変化はありましたか?」という設問に、42%が「外で人と接触するのが怖くなった」、28%の方が「常に不安を覚えるようになった」、「イライラしたり怒りっぽくなった」という方も9%。特に女性への影響が大きく、人との接触が怖くなったという方は男性35%なのに対して女性は48%、生活リズムが狂ったという方も22%(男性18%)に達しています。 この間、コロナで派遣切りにあった女性から「この1か月、誰とも話していません」という相談や「子どもと二人、ずっと家の中で精神的に限界です」といった悲痛な訴えを頂いてきました。今回、区民の方々がおかれている状況が改めて明らかになりました。区は「すべての方を助けるわけにはいかない」としていますが、これほど多くの方が苦しんでいる中で、精神的なケアも含めて丁寧な対応を取るよう、今後も訴えていきます。

「もうずっと、誰とも話していません」孤独について。練馬区の孤独死は344人、39歳以下も18人。

議会は始まりましたが多くのご相談を頂いています。先日、一本の電話が。30代前半の方、「先月、仕事を失いました。それからずっと家にいます。ずっと、誰とも話していないんです。」とのこと。非正規職員で働いていたものの、コロナで契約を打ち切られ落ち込んでずっと家にいたとのこと。たまたま私のかわら版を見て電話したそうです。単身、練馬区に来て誰も頼れなかったとのこと。一時間ほど話を伺ったのですが「心細くて身が切られそうです」との訴えに胸を締め付けられました。 練馬区で昨年、孤独死をされた方は344名に達します。そのうち39歳以下のかたも18人。もし支援に繋がっていたら助かっていたかもしれない、とても辛いです。その方も体調が優れないとのことで、すぐ保健相談所につながせて頂きました。地域での繋がりが弱まっている中、新たな繋がりや相談しやすい仕組みを作ることがとても大切だと思います。また、私たちの事務所も地域の中で、少しでも困ったことがあれば連絡したいと思える存在になれるよう、全力を尽くします。  

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