<「護憲派の泰斗」憲法学者の樋口陽一さんをお招きして>

本日、憲法学者の樋口陽一さんをお招きして講演会「わたしたちと憲法」を行いました。樋口さんは私の大学時代の恩師で、議員になってからもアドバイスをいただいています。大泉学園にお越しいただいたのは今回が二回目。 地域で活動される方々、学者さん、弁護士の方々、そして小さい子をお連れの皆さん等、90名近い方が参加。今回の先生のご講演、タイトルは「あらためて『戦後』の意味を考える―「自由」と「民主」の「いま」-」。明治時代の憲法草案についての話から、現在のアメリカの中間選挙の結果まで、多岐にわたる話を分かりやすく説明いただきました。私からは、「私たちの暮らしと憲法」ということで、区議会の状況についてお話しました。ご参加いただいた皆さんからは、憲法について身近な問題として感じることができた、といったうれしい感想もいただきました。 憲法との関連で12月8日(土)には朝鮮高校の学生さんのオモニ(ハングルで「お母さん」)の方々からお話を伺う機会を持ちます。よろしければぜひお越しください!

2018-11-11T21:08:52+09:002018年11月11日|Tags: , , |

樋口陽一先生との再会

先日、大学のゼミ(比較憲法)の恩師、樋口陽一先生にお会いして、憲法改正への動きや区政の状況について相談させていただきました。先生には節目ごとに相談に載って頂いているほか、地域で講演いただくなど、非常にお世話になっています。 私がゼミに入った当時、先生は赴任されたばかりでゼミ生は4人しかいませんでした。その中で、毎回、私の熱い意見に真摯に向き合っていただけたことが、私の軸であるマイノリティの支援に関わりたいという思いを育ててくださったのだと思っています。特に、機会を捉えては憲法13条の重要性を熱心に説いていた姿を今でもはっきり覚えています。 ですので、今でも先生とお話するときは、自分が22歳に戻ったような、毎回背筋が伸びる気がします。今回もお会いする前から緊張していて、お会いする頃にはノドはカラカラ、顔は真っ赤。 今回は12月に「抑止力としての憲法 再び立憲主義について」(岩波書店)を出版されたばかりでしたので、その内容を伺うとともに、練馬区の状況、特に憲法改正への反対に向けた地域での動きなどについてお話しました。先生からは、今年が明治維新から150年にあたり、ちょうど100年の時には佐藤栄作内閣の時代で学生運動が盛んだった、今年は安倍政権が憲法改正に取り組む中での節目の年になる、といったお話を伺うとともに、長期的な視点で現在の社会を見るべきというアドバイスを頂きました。現在の社会は「分解の社会」であり、これまでの権威が崩れ、価値観そのものが崩壊している。その中でしっかりと憲法を守ることが必要とのことでした。 議員を志した時、最初のリーフレットでは、地域での活動を通じて憲法を守る、ということを公約として掲げていました。憲法改正の国民投票が現実のものに迫ろうとしている今年、自分の初心を忘れず、地域での活動を続けていきたいと思います。今年中に大泉で再度、講演会を行って頂けるとのことですので詳細が決まり次第ご報告します。ぜひご参加ください!

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