今後の活動について

既にお知らせした方もいますが、来年(4月)の統一地方選挙、練馬区議会議員の予定候補として、活動を開始いたしました。 これまで、途上国における地域開発の専門家として世界21カ国で活動を行ってきました。 海外から日本を見る中で、今の日本には、集団的自衛権、憲法9条の改正、原発再稼働、難民を含む外国人やLGBTなどのマイノリティに対する差別、女性の社会進出と子育てなど、多くの課題が山積していることに気づきました。また、民主主義や言論の自由のために多くの若者が命を懸けている途上国に較べると、日本では若者の政治への無関心が深刻であると感じました。 こうした問題に対して、これまでの経験を活かし、少しでも地元から地域、地域から日本を変えていきたい、その想いから、政党には属さず、市民団体である「市民の声ねりま」の皆さんと活動を共にすることにしました。 市民の声ねりまの代表の池尻成二さんは、区議を3期務め、区長候補ともなりましたが、弱者によりそう地に足のついた活動をずっと続けられていて、まさに地域の声を代弁している方です。 地元の老人介護施設や障がいを持つ方の団体などでボランティア活動をする中で、現在の日本が抱える課題が実際にどのような形で地域に現れているか、少しずつですが具体的に見えてきた気がします。また、市民の声ねりまの支援者の皆さんの熱意や行動力から、日々刺激を受けています。 練馬はその人口の多さから、当選に必要な得票数が全国でも最も多い自治体の一つであり、政党に属さないのは非常に厳しい道ですが、自分の想いを実現するために全力を尽くしたいと考えています。

Canta Timor!

地元で上映された、東ティモール独立に関わるドキュメンタリー「Canta Timor」を鑑賞。 2002年にインドネシアからの独立を果たすまで、26年の闘争があり、その中でこれほど多くの人々が迫害、虐殺されていたということを初めて知った。 映画の中で、実際に家族を犠牲にした人が語った言葉「インドネシア軍に対して、怒りや憎しみは一切ない。ただ、あるのは悲しみだけだ。なぜなら、インドネシア軍も私たちもみな、大地の下の兄弟だから。」そして、「殺した兵士に対しては、ただ、息子に亡骸がどこにあるのか、それだけを教えて欲しい」と語った言葉。憎しみに対する報復ではなく「赦し」。これこそが本当の意味の強さである、ということを実感する。そして、今の日本に不足しているのがまさに他者に対する赦しなのではないか、と感じた。 また、インドネシア軍が東ティモールを弾圧している時代、インドネシア政府に対して最も金銭支援を行っていたのが日本だったという。そして日本人は東ティモールで産出される石油の恩恵を受けていた。映画の中で「知らない限り、人はいくらでも残酷になれる」とあったが、それは、現在も同じである。今もシリアやアチェ、パレスチナ、そして日本でも被災地では多くの方が苦しんでいる。しかし、自分を含め、それを自分のこととしてどれだけ感じていることができているのか。考えさせられる映画だった。 地域で活動する中で、今までは見えていなかった、或いは敢えて見ようとしなかった問題が最近、自分の中で少しずつ明らかになっている。地域が挙げる小さな声を形にして、そしてそこから地域を、社会を少しでも変える一助になりたい、そう感じている。

高齢者施設でのボランティア

今日は、地域の高齢者の方が集まる施設「おちゃ福」でお昼作りのボランティアを行った。 シェフとして15名分のランチ作りに腕を奮う。 私がシェフとなる以上、メニューも珍しいものを期待されます。でもエクアドルで常食したネズミの丸焼きを出すわけにはいかない。ということで、今日の主食は妻の得意料理でもあるスペイン料理のチリンドロン!(トマトをベースにチキン、パプリカ、オリーブ、玉ねぎ、マッシュルームなどを煮込んだもので、スペイン語でカルタ遊び。カラフルな食材がカルタのように見えるからとのこと)。 とはいえ、意外と小心者の私、皆さんのお口に合うか、昨日の夜にも予行演習をしつつ朝からドキドキ。皆さんが料理を食べる時も笑いながらも気が気でない、妻にごはんを初めて作った時と同じくらいの緊張感。 でも皆さん、とても優しくて、美味しい、美味しいと言いながら完食。でもオリーブって何?と聞かれて答えに詰まる私・・・木の実ですよね。とにかく皆さんの一言が何よりうれしい一日でした。

2018-08-21T09:42:18+09:002014年8月23日|Tags: , |

夏の思い出

今年の夏休み。 夏らしいことって何をしただろう?と考えると浮かぶのが、福島こども保養プロジェクト@練馬でのお手伝い。 福島のこどもたちが飯能にキャンプに来ていた際の引率。 8歳の女の子を担当、一緒に川遊びを行った。川の中で綺麗な石を集めたり、小さな魚や沢蟹を捕まえたり、尽きることのない子どもの好奇心、日常にもこんなに美しいものがあったんだ、と気づかされた37歳の夏。帰り際に女の子から貰った小さな石、こどもの頃に集めた宝物を思い出して、枕元に飾ってある。

2018-08-21T09:42:18+09:002014年8月22日|Tags: , |

つくりっこの家

先日、地域で障がいを持つ人を支援する社会福祉法人「つくりっこの家」の活動に一日参加。つくりっこの実践する「障がいの有無を越えてわかちあい、支え合う関係をつくる」という活動の素晴らしさを実感した。 午前中は精神科病院内のカフェでの就業体験。患者さんをお客さんに、ウェイターとして20年ぶりに働く。つくりっこのメンバーの方にレジの打ち方から、サーブの仕方まで手取り足取り教えてもらう。なんと気のまわらない、役立たずの私。特に誰が「障がい」を持っているかは、一見わからない、というか全く気にならない。むしろ整理整頓がすごく上手だったり、気遣いが素晴らしかったり、勉強になる。 私も含めて、多くの人がどこかに生き辛さを抱えている現在の日本。 その根源には、自分の問題を人と共有できない、自分の中で抱えて生きざるを得ない、そんな問題があると思う。 つくりっこが実践する「障がいを持つひとと、「まだ」持たない人が支え合いながら、共に活動すること」、それ自体が一つの奇跡であり、こうした活動が拡大していけば、地域が、そして社会が少しずつ変わっていくのではないか、そんな可能性を感じた一日だった。そして、何よりも私自身が少し楽になった気がした一日だった。

国際交流サロン

今日は練馬区が主催する国際交流サロンへ出席。 月に1度、地域に住む外国籍住民と日本人との交流を促進するための会とのこと。 これまでの海外での援助活動を地元の練馬で還元できないか、というのが訪問の目的。 しかし、いい機会ではあるものの、もっと工夫できるんじゃないか、というのが率直な感想でした。 会場に着くと、自分で書いた名札を付けて、あとはひたすら自由に雑談。 好きな場所に座ってお話してください。と言われるも、そもそも私も含めてほとんどの方が初めて、何から始めていいのかわからない。 外国の方、日本の方、合計で20名くらいが参加していましたが、自己紹介やテーマに沿ったディスカッションなど、ファシリテーションがあればよくなるのに、勿体ないと思いました。

2018-08-21T09:42:19+09:002014年7月26日|Tags: , |

地元の美味しい野菜

今日のランチは自立支援施設「つくりっこ」が出張販売する地元の無農薬野菜をいただきました。 採り立てのトウモロコシ、すごく新鮮なので生でも食べられる!ラテンアメリカでの先住民村の生活ではトウモロコシが主食でしたので、それこそ嫌になるほど食べてきましたが、こんなに甘いのはありません。 妻が作ってくれたお昼ご飯(ラタトゥユ)ともぴったりで幸せな時間を過ごしました。 でも、最近は都市の再開発が進む中で、すこしずつ緑や農地が無くなっています。そんな状況をとても悲しく感じました。

2018-08-21T09:42:19+09:002014年7月22日|Tags: , |

子育ての始まり

噂では練馬区の待機児童の数は東京でもワースト2位...ということで、子どもが生まれる前から保育園の現状調査を開始。 保育園には認可、認証、無認可の三種類が存在。 その内、一番安心できて経済的な認可保育園に入るためには、母親が産休明けであっても、完全なフルタイム、共働き、親と同居していない、などの条件がそろわないと難しいらしい。 認証保育園に範囲を広げるも、現在どこも10人以上のキャンセル待ちとのこと。女性が働きながら子どもを育てることがこんなに難しいということを再認識... Having hard time finding a available nursery even a year from now...That's Japan. How are you planning to raise the birth rate in this country?

2018-08-21T09:42:19+09:002014年7月17日|Tags: , |
Go to Top