練馬区議会、第四回定例会が終わりました。今回の定例会でも多くの議案が審査されました。

賛否が分かれた議案には、先日のブログでも取り上げた図書館と児童館の指定管理がありました。経費削減を大きな目的の一つとして、全国で指定管理が進んでいますが、その結果、職員の方の労働条件が悪化し、仕事を続けることができない、という方も多くいます。そもそも図書館や児童館はその趣旨から指定管理には馴染まないと思います。(詳細は前々回の投稿をご覧ください。)

そうした中、今回の指定管理を継続する、という議案に対して、まずは現在の館の状況について精査すべきと訴え反対しました。議会では賛成多数で可決されましたが、今後も運営の状況などしっかりとチェックしていきたいと思います。

今回の件に関連して、朝の駅頭でも、この一週間訴えさせていただきました。駅でも様々なご意見を頂いたのですが、先日、駅頭を終えて家に帰ると、見知らぬメールアドレスから連絡がありました。「何だろう?」と見てみると「朝から不愉快です」というタイトルが…。

内容を見ると、私の訴えがその方の心を傷つけたそうです。「きちんと反対だけでなく、中で働く者の思いとかも考えてください。朝の出勤前にとても不愉快でした。」といった内容でした。

そもそも、私たちは指定管理にした結果、経費が削減されて、職員の方の労働条件も悪化している、と訴えていたのですが、十分に伝わっていなかったようでした。ご意見を直接頂けたことへの感謝とともに、発言の意図も含めて丁寧に伝えるために返信したのですが、届かず戻ってきてしまいました。

意図せずとはいえ、正確に伝わっていなかったであろうことが原因で、誰かを傷つけてしまったこと、申し訳ないと感じるとともに、と正確にお伝えするにはどうすべきか、ということを考えさせられました。駅頭でお話する際、どうしても言葉が散漫になってしまいがちですが、正確に思いが伝えられるよう努力するとともに、今後もしっかりと指定管理の問題について訴えていきたいと思います。