文教児童青少年委員会で石神井南中学校と開進第一小学校、開進第二小学校の長寿命化について報告がありました。学校は60年で建て替える方針ですが、内外装の改修などを通じて築80年まで使用するというもので、全98校のうち40校程度が対象になります。詳細は以下をご覧ください。

 

区の説明ではいずれの学校にもエレベーターは設置しないとのこと。
しかし、2021年4月に改正バリアフリー法が施行され、全ての小中学校でエレベーターを含むバリアフリー化が求められることになりました。法律を受け、2025年度末までにエレベーターを必要とする子どもがいる全ての学校に設置されることが努力義務になっています。にもかかわらず、区は国の方針に反して、今回の3校にはエレベーターを設置しない、つまり今後20年間、エレベーターのない中で生活することが余儀なくされます。

練馬区での小中学校でのエレベーターの設置率は12%程度と23区で最下位。区は構造上、難しいと説明していますが、練馬区よりも子どもや学校の数も多い世田谷区でも設置率は5割。なぜ練馬区だけができないのでしょうか?エレベーターが無いことで1階から3階までの移動に往復40分もかかるとの訴えも頂いています。

区として、他区の事例を参考に、長寿命化を図るのであればエレベーターを設置することを前提に計画を立てるべきです。