予算委員会では、ジェンダーの問題に関連して、昨年度に続いて、練馬区への申請書における性別記載について改善を求めました。区はすべての書類を確認し、必要のないものは削除するとのこと、一歩前進です!

【はじめに】
昨年、「性別欄のない履歴書」が国内最大手の文具メーカーから販売されました。なぜ性別を記載させることが問題なのか、それは性の自認が本人のアイデンティや尊厳にも深く関わっており、標記を求めるのであれば、そこには合理的な理由と必要性、十分な配慮が求められるからです。トランスジェンダーの方からは「性別の記載を求められるということは、強制的にカミングアウトさせることと同じです。また、もし内部で観覧されてしまうとアウティングにも繋がります。」といった訴えもありました。

【岩瀬の質問】
昨年度の委員会において、すべての帳票の性別欄を改めて調査するとともに、廃止に向けて取り組むことを求めました。その際、調査の実施を検討しているとの回答でしたが現在の進捗状況をお答えください。(前回の質疑もご覧ください。)https://iwasetakeshi.net/2020/09/lgbtq/

【練馬区の回答】
性別記載のある帳簿について、昨年12月から1月にかけて調査しました。その結果、全ての帳票は580件でそのうち60件は削除可能と判断しました。今後、精査したうえで削除に向けて取り組みます。

【岩瀬の感想】
昨年の訴えの後、区として調査し、改善に努めたことは評価できます。今回の調査で終わることなく、引き続きジェンダーの問題に区として取り組むよう今後も訴えていきます。