先週からオリンピックに向けた聖火リレーがスタート。練馬区 ではオリンピックに向けて4,500万円もの予算が使われます。

予算の内訳を確認した所、最も高いのは聖火リレー代の1,500万円。7月17日(土)に石神井公園から練馬総合運動場までの6.4㎞を35人が90分をかけて疾走、ゴールでセレブレーションイベントを行うとのこと。演奏や踊りなどを予定しているそうです。そもそも、密になるな、沿道で見るな、と報道されているのに、なぜ多額の税金をかけてわざわざ人を集めなければいけないのか。そのほか、聖火トーチも15万円で新たに購入、わずか6キロしか走らないのに、新たに購入しなくてはいけないのでしょうか。

同時に、皆さんの気持ちを盛り上げるためのイベントとして2百万円が計上、100日前イベントを開催するとのことですが、そもそもオリンピックに賛成か反対かは一人ひとりの自由であり、税金を使って皆さんの気持ちを盛り上げるということ自体がおかしいと思います。それ以外にもパブリックビューイング委託費として1千万円以上が計上されています。
区はコロナでお金がないということで、高齢者のおむつ補助や葬儀場使用料補助、第3子の誕生祝金まで削減し、区民の方への犠牲を強いています。一方でこのような形で多額の税金を使うのはあまりにおかしいと思います。区はすべての人を助けることはできない、といったことを主張しますが、華やかなイベントよりもまずは人々の暮らしを守るためにこそ事業を行うべきです。引き続き対応を求めます。