今年、中学校に入学した保護者から、こんなご相談を頂きました。

「コロナ対策で毎日洗濯をしたい、でも学校からは標準服か体操着でなければダメとのこと。でも体操着も購入すると一着1万円近くします。なぜ私服ではダメなのでしょうか?」

標準服の着用が実質的に義務付けられるのは、経済的な負担もさることながら、憲法の原則の一つである「表現の自由」をも侵されるものです。

保護者から教育委員会に対応を求めた所「今後の標準服等の購入依頼にあたっては、入学前の保護者会等の機会に、学校として購入・着用を求める理由について丁寧に説明した上で、購入・着用については各ご家庭で判断していただくことを保護者の皆様に伝えるよう、各学校と共通理解を図ってまいります。」との回答が示されました。

【岩瀬の訴え】
区として、校長会などを通じて、説明会などで保護者に対して標準服の購入・着用が義務でないことを丁寧に説明するよう求めるべきです!

【練馬区 の回答】
教育委員会では、入学説明会等において、保護者に対し、購入や着用を強制するものではないことを伝えた上で、学校として着用を求める理由等を丁寧に説明することなど、適切に対応するよう、各中学校に指示しています。

【岩瀬の思い】
全ての学校が、保護者に対して標準服を買わなくてもいい、着用は家庭の自由であるということを明確に説明することは一定の評価ができます。学校においても子どもの権利が守られ、多様な生き方が認められるような環境をつくるよう今後も訴えていきます。