先週、区内の中学校に通う保護者から肌寒くなってきたのでシャツの上にカーディガンを着せようとしたら、校則でカーディガンはブレザーの下に着ると決まっていると断られ風邪をひいてしまったという訴えをご紹介しました。その後、たくさんの保護者から同様の声が寄せられています。https://iwasetakeshi.net/2021/11/school-regulation-3/
区内のある学校では、そもそもカーディガンの着用自体が禁止されているとのこと。今年配られたプリントでは、セーターも丸首はダメでVネックのみ。シャツの上にそのまま着用だけでなく、式典のときにはブレザーの下でも認めないとしています。コートやタイツについても細かく色などが指定されています。
あくまで公立の中学校では「標準」服であり着用の義務はありません。また、現在、公立中学校に通う約5世帯に1世帯は準生活保護世帯(生活保護基準の1.2倍の収入の範囲内)であり、指定をされるということは新たな購入を求められることを迫られ、経済的負担にもなります。
改めて先日の学校に教育委員会を通じて問い合わせをしたところ、「大人になった時の訓練と考えている」とのこと。大人になったらスーツなど、規則にあわせて着なくてはいけないから、といった理由でした。しかし、本来必要なのはただ規則に従う教育ではなく、主体的に考え、おかしいことには声を挙げられるよう見守り教育していくことだと信じます。もしほかにもこうしたご意見があればぜひお寄せください。今後も議会で声を挙げていきます!