練馬区の私立園で働く保育士の方からこんなご相談を頂きました。その方は子どもの頃から保育士になるのが夢だったのこと、専門学校を卒業して念願の保育士に。

6年間、私立の保育園で働いてきた中で、子どものことは大好きだけど、あまりにも給料が安く、体力的にも限界でもう続けられない、この3月で辞めるとのことでした。今後は少し体を休めながら医療事務などの資格を取って転職をするとのこと。「もう少し給料が高ければ続けたと思うのだけど…」とのお話に言葉もありませんでした。

以前のブログでも紹介しましたが、内閣府の調査では東京都の保育士の平均年収は381万円、全職種の平均と比べても100万円以上の差があります。

https://iwasetakeshi.net/2022/03/nerima-ward-4/

保育園ではこの間、コロナの感染が広がってもほとんど閉園が認められないこともあり、自身も感染の不安を抱えながら、一人で10人以上の子どもを見るといったことも起っていました。にもかかわらず、給料もなかなか上がらないということもあり、保育士不足も深刻です。区として、保育士の方の待遇について、配置基準の見直しや労働条件の改善にもっと真剣に取り組むよう、今後も全力で訴えます。