運転手不足に伴って全国的に修学旅行等に大きな影響が出ているということが問題になっていますが、練馬区でも小学校の5年生、6年生が実施する移動教室でのバスおよびバス乗務員の確保が極めて難しい状況になっています。

練馬区では毎年、小学校5年生・6年生を対象に2泊3日の日程で、軽井沢・武石・岩井の区立少年自然の家を宿泊施設として、移動教室を実施しています

しかし、本年4月に練馬区から保護者に配られた資料によると、コロナ後の観光需要や自動車運転業務の働き方改革などの影響により、小学校の移動教室に必要なバスおよび乗務員を確保することが極めて難しい状況にあるとのこと。

今年度の武石方面のバス借り上げ契約においては、当初全事業者が入札参加辞退という結果に。そこで実施するためにやむなくバスガイドを配置しない仕様に見直しに。その結果、武石方面の全校と軽井沢方面の一部学校ではバスガイドが配置されないことに。また、大泉小学校と立野小学校では行先を武石から軽井沢へ変更し、バスを確保したとのこと。

対応としては、バスガイドが配置できない学校では引率補助者を増員するとのことですが、引率補助者を探すのは学校の責任になっています。学校の負担があまりに大きい現状、区としての対応が不可欠です。