練馬区内の小学校。全ての保護者に配る学校だよりで「先生の言うことはすべてしっかり聴きなさい」と保護者に後押しするように依頼していました。

さらに同じ学校だよりの中では

親の声は天の声で愛の声、おやおやなんて言わせません

といった表現も。

 

残念ながら、こうした表現からは子ども基本法の原則でもある「児童の意見の尊重」や子どもの意見表明権などは全く見られません。私はむしろ、先生や親の言うことを全て信じるのではなく、子ども達が自分で何が正しいかを考えるよう教えることが必要だと思います。

また、学校関係者による児童生徒への性加害が社会的にも問題になっており、練馬区では3年間で3名の教職員が学校内での性犯罪が発覚、家庭でのDV事件も後を絶ちません。こうした中で、練馬区では子どもへの性被害の防止するための有識者委員会を設置、今年の夏までに結論を出すとしています。こうした中で、子ども達が声を挙げやすい環境を作ることこそも求められているはずです。

学校の認識を改めることとともに、練馬区全体で子どもの権利を守り、考えていくためにも練馬区で子どもの権利条例が必要だと思います。ご意見などあればお聞かせください。