文教児童青少年委員会において、令和6年度全国学力・学習状況調査の練馬区での結果が報告されました。
今回、学力調査の対象となったのは、小学校6年生と中学校3年生の国語と算数(数学)になります。教科に関する内容では、練馬区は全ての科目で東京都や全国の平均値を上回っていました。
他方で同時に行われた子どもたちの学習状況調査では、いくつかの項目で都や全国の平均を下回る結果に。特に気になったのは、「先生はあなたの良いところを認めてくれていると思いますか」という問いに対して、中学校で肯定的な回答は全国では90.4%だったのに対して、練馬区では86.4%、「困りごとや不安があるときに、先生や学校にいる大人にいつでも相談できますか」という問いに対して、全国で67.5%なのに対して、練馬区は61.9%と5%も低い数値になっています。
また、タブレットの活用についても、「昨年度までの学習の中で、PC・タブレットなどのICT機器を活用することで、楽しみながら学習を進めることができましたか」の問いに、中学生では全国で82%が肯定的に回答する一方で、練馬区では10%ほど低い72%、同じくタブレットの活用についても非常に低い数値になっています。
今回の調査結果を分析し、今後の教育施策に活かすことが不可欠です。