9月19日、2024年練馬区議会第3回定例会で令和6年度練馬区一般会計補正予算が審査され、賛成多数で可決されました。私たちは今回の補正予算で練馬区立美術館の建替えに伴うエレベータ―設置費用が6割以上上昇していることなどから議案に反対しました。
本補正予算では、練馬区立美術館の改築に伴うエレベーターの早期発注のための費用や、石神井小学校増築のための費用などが計上されています。それぞれの内容はブログでまとめていますのでご覧ください。
なぜ反対したの?
補正予算について、特に美術館の改築については、100億円を超えるとも言われます。わずか38年しか経過していないのになぜ今、全面的な建て替えを行う必要があるのでしょうか。他方で、小学校や中学校では80年以上を用いる方針も示されています。また、不登校の子ども達を支えるための支援はまだまだ進んでいません。子ども達を預かるファミリーサポートさんへの報酬は1時間で800円、子ども日本語教室のボランティアさんへの報酬は1日でわずか地域振興券1000円分、子ども食堂への支援もわずか100円など、あまりに厳しい状況が続いています。
まだまだ使える美術館の改築に多額の予算をかけるよりも、より生活に根差したことに大切な税金を使うべき、という思いで反対しました。
議決の結果は?
最終的には、私達(インクル)、共産、生活ネット、つながる、れいわ練馬の12名が反対、自民、公明、立憲民主、練馬会議、維新の会、みどりの風、参政党の38名が賛成して可決されました。
立派な建物よりも人々の暮らしを大切にすべき、今後も訴えていきます。