整備費が当初(76億円)の1.5倍の109億円になる見込みであることが判明した練馬区立美術館の建て替えに関連して、開館の予定が早くても令和11年度になることが明らかに。2月13日の区民生活委員会で報告されたもので、当初の予定から2年遅れることになります。更なる遅れや金額の上昇も予想される中で計画そのものを白紙撤回すべきです。

2月13日の区民生活委員会において、「練馬区立美術館・貫井図書館再整備に係るコンストラクション・マネジメント業務の実施について」報告がありました。コンストラクション・マネジメント(CM)の内容はこちらをご覧ください。

コンストラクション・マネジメントの募集要項、仕様書は下記のリンクをご覧ください。

練馬区募集要項

練馬区仕様書

練馬区はスケジュールについてCMの導入により、実施設計は6月完了の予定が10月ごろに、解体着手が基本設計の際に予定していた今年11月から後ろ倒しになると報告。その結果、本体工事の着手は令和8年度、開館は11年度を目指すと説明しました。美術館基本構想で示されていた予定から2年遅れることになります。

練馬区が美術館基本構想で示していたスケジュール

(出典:練馬区

練馬区立美術館・貫井図書館の整備については、建築費用も当初の1.5倍の109億円となることが明らかになったばかり。工期の延長により更なる費用の増加も予想されるなかで、目黒区美術館の建て替えが中止されたように、練馬区も建て替え計画自体を白紙に戻したうえで、検討を行うべきです。

これまでの訴えはこちらをご覧ください。