練馬区は昨年12月、豊渓中学校を統廃合の検討校とすると発表。区立学校適正配置第二次実施計画の素案で明らかにしたもの。3月末には成案化し、決定する予定でした。しかし、保護者や地域の方々から反対や怒りの声が噴出した中で、練馬区は3月末の成案化を撤回、4月以降も保護者や地域との協議を続けていくことを明らかにしました。皆さんの声が届きました!!

3月11日の文教児童青少年委員会、「区立学校適正配置第二次実施計画(素案)に係る区民意見反映制度および説明会の実施状況について」の報告がありました。資料はこちらをご覧ください。

04_【資料2】区立学校適正配置第二次実施計画(素案)に係る区民意見反映制度および説明会の実施状況について

練馬区は昨年12月に発表された素案の中で、豊渓中学校を令和11年(2029年)4月をめどに豊渓中学校と光が丘第一中学校を統合・再編する方向で検討するとしていました。

 

08_【資料4-3】区立学校適正配置第二次実施計画(素案)について

しかし、パブリックコメントや1月11日に行われた豊渓中学校での説明会で、保護者、地域住民からは怒りや反対の声も噴出、練馬区議会の予算委員会でも様々な会派から地域の声を無視した拙速な進め方を改めるよう指摘がありました。

こうした中で、練馬区は3月末の成案化を取り消すとしたうえで、3月22日に豊渓中学校での再度の説明会を開催、4月以降にも保護者および地域と協議を続け、その意見を踏まえながら成案化を図ると方針を大きく変更しました。

豊渓中学校は練馬区でも最も地域との関わりが強い学校の一つで、中学校としては唯一、学校運営協議会のモデル校にも選ばれてきました。地域に唯一の中学校ということもあり、家族3代にわたって卒業された方も多くいらっしゃいます。多くの方が声をあげられたことが区を動かしたのだと思います。「地域で唯一の学校を残してください!」という思いを練馬区として尊重するよう、今後も訴えていきます。これまでの訴えはこちらをご覧ください。