2025年7月20日に実施された参議院議員選挙。練馬区では投票率が62.5%に達し、全国平均(56.16%)より6%以上高い結果となりました。東京都内で参院選の投票率が60%を超えたのは、1986年以来となりほぼ40年ぶりです。
この投票率の上昇には、若い世代の政治参加が大きく貢献しています。10代・20代・30代でいずれも前回より10ポイント前後の伸びを記録し、これまでになく高い関心が示されました。
若者の投票率が大きく上昇!
7月29日の練馬区議会・企画総務委員会で「令和7年執行 東京都議会議員選挙および参議院議員選挙の結果について」の報告がありました。
(当日の資料は下記のリンクよりダウンロードできます)
04【資料4】令和7年執行 東京都議会議員選挙および参議院議員選挙の結果について
今回の選挙では、練馬区の投票率が62.5%と、3年前と比べても大きく伸びています。
年代別の投票率を見ると
10代:57.3%(前回比+8.1%)
20代:52.63%(+11.9%)
30代:61.86%(+10.55%)
とくに20代の投票率が50%を超えたことは大きな変化です。
(出典:練馬区)
地域別投票率:光が丘第三中学校では72%に!
練馬区内の投票所別の投票率を見ると、最も高かったのは「光が丘第三中学校」(72.72%)でした。続いて、
光が丘春の風小学校:69.49%
立野小学校:67.69%
といった地域が上位に並びました。
一方で、投票率が低かったのは以下の地域です。
八坂中学校:56.96%
大泉学園桜小学校:57.01%
大泉第一小学校:57.47%
傾向としては、アクセスが困難な場所ほど投票率が低いことがうかがえます。今後の選挙では、こうした地域での環境整備も重要な課題だと思います。
練馬区では与党に厳しい結果、国民民主党が健闘
今回の参議院選挙では、練馬区において政権与党(自民党・公明党)への支持が全国平均より低い傾向が見られました。一方で、国民民主党は全国よりも3ポイント以上高い得票率を記録し、立憲民主党や共産党も相対的に健闘しました。
これは、投票に行くようになった若い世代の意識の変化が結果に反映されたものと考えられます。
「今の政治を変えたい」そうした思いが、投票というかたちで現れたのだと思います。(投票結果の分析はこちらをご覧ください。)
今後に向けて
今回の選挙結果から、練馬区でも多くの方が政治への関心を高めていることが明らかになりました。特に若い方の投票率の伸びは、社会全体にとっても希望のある変化だと思います。
私は練馬区議として、これからも排除よりも包摂を掲げ、どんな立場の人も声をあげやすく、誰もが安心して暮らせる地域社会を目指し、これからも活動を続けていきます。ぜひご意見などお聞かせてください。
これまでの活動はこちらをご覧ください。