東京都は10月15日、大江戸線の延伸に向けた大江戸線の現在の検討状況を公表しました。
現在の予定では2040年ごろの開設を想定とのこと。計画の構想から40年、ついに動き出しました!
都営大江戸線、ついに延伸の全容が明らかに 事業費は1600億円
都の資料によると、2040年頃の開業を想定し、光が丘から大泉学園町までの約4㎞区間を伸ばす予定です。総事業費は1,600億円(税抜)と見積もられています。車両編成の増加に備えた光が丘駅近くにある高松車庫の改修や、大泉学園町駅付近での折り返し線(引き上げ線)の整備も含まれ、一日あたり6万人の利用増が想定されています。

(出典:東京都)
練馬区の延伸基金 125億円に!
区は2011年に「大江戸線延伸推進基金」を創設、今年度中には総額125億円に達する見込みです。都が示した事業費1,600億円のうち、区の負担は報道では約200億円とされており、今後も基金の積み増しを続ける方針です。
さらに、延伸後の新駅周辺のまちづくりを描く「沿線まちづくりデザイン」を2026年10月を目途に作成する予定です。
延伸エリア、10万人が生活!
延伸予定地の大半は、最寄り駅まで1キロ以上離れた「鉄道空白地域」とされています。新駅が設けられる見通しの「土支田」「大泉町」「大泉学園町」の3地区を含む周辺の人口は約10万8,000人。交通アクセスの向上によって、通勤・通学だけでなく地域の活性化も大きく期待されています。

(出典:東京都)
今後に向けて
東京都はこれまでの検討を通じて、「一定の条件を仮定した試算では収支採算性等の改善を確認した状況」としています。他方で今後、「都区で検討・調整を進め、関連する事業も含めた計画の熟度向上を図る必要がある」としています。一刻も早い実現に向けて、区議会でも訴えていきます。これまでの訴えはこちらをご覧ください

(出典:東京都)