先日の投稿で練馬区として独自に低所得の子育て世帯に10万円を給付するものの収入認定されてしまうので生活保護世帯の方は8千円しか受け取れないといった課題を指摘しました。https://iwasetakeshi.net/2022/12/special-benefits/
そんな中で、区からの案内の書類が今週発送されたとのことで、昨日から多くの方からご相談を頂いています。その中のお一人のメッセージを一部修正したうえでご紹介させていただきます。
「私は5歳の息子がいるシングルマザーです。低所得の子育て給付金のお手紙が届きました。生活保護を受けています。今回の給付金は収入認定されるとの事なのですが今までは収入認定してなかったのに今回は何故ですか?こんな物価高騰に10万円貰えたらクリスマス、正月少しは贅沢出来ます。ただ収入認定されるとなると今までは何故収入認定してなかったのかと疑問に思いました。複雑な気持ちです。突然すみません。」
練馬区は「真に必要な人」に10万円を給付するとしていましたが、シングルマザーの生活保護世帯は真に必要な人ではないのでしょうか?練馬区に状況を確認した所、収入認定については国が決めるので、現在問い合わせている最中とのこと。
練馬区は生活保護の方は最低限の生活は保障されていると言いますが、物価が上昇する中で、保護費は全く上がっておらず、特に子育て世帯は非常に厳しい生活を余儀なくされています。生活保護世帯は毎月保護費を受けているといいましたが、保護費はこの物価高騰の中でも全く上がっていません。
区は真に必要な世帯を支援する、としていますが、生活保護世帯などは実質的に排除されてしまうというのは制度としてあまりに問題が大きいと思います。例え国から収入認定されてしまうとしも、区として他の方法を使うことで、対象となるすべての方が受け取ることができるよう対応を求めています。