火山活動
先週から町の近くの火山、トゥングラゥワ(標高5024m)の活動が活性化しています。特に今週に入ってからは、町からも大きなきのこ雲やマグマが見えるように...町にもたくさんの火山灰が降ってきて、普段は底抜けに明るい皆さんも灰色に染まった町の中で、少し元気を失くしているようです。プロジェクトで支援している農産物への被害はもちろん、人体にも大きな影響を及ぼすので早く解決してくれるといいのですが。
先週から町の近くの火山、トゥングラゥワ(標高5024m)の活動が活性化しています。特に今週に入ってからは、町からも大きなきのこ雲やマグマが見えるように...町にもたくさんの火山灰が降ってきて、普段は底抜けに明るい皆さんも灰色に染まった町の中で、少し元気を失くしているようです。プロジェクトで支援している農産物への被害はもちろん、人体にも大きな影響を及ぼすので早く解決してくれるといいのですが。
国際協力の仕事。この仕事を志したきっかけは15年前に大学を1年休学してエクアドルで留学したこと。生まれて初めての海外、そこで見た途上国の現実が今の原動力にもなっています。 当時はエクアドルの家庭でホームステイをしていましたが、ホストファミリーは私のことを本当の家族のように扱ってくれて、帰国時には「エクアドルにも家族がいることを忘れないでね」と涙を流してくれました。 しかし、当時はインターネットもほとんどない時代。時間が経つ中で次第に連絡が取れなくなってしまいました。 今回、エクアドルでの活動が決まった時、最初に思い出したのはホストファミリーのこと。何とか連絡を取ろうと休日に片道5時間以上をかけて昔住んでいた町や家を訪ねましたが、15年も経つと全て変わっていて、結局手がかりを見つけることはできませんでした。 もう会えないのかなと半ば諦めていたのですが、そんなとき、今年の1月からはじめたFacebookを通じて、エクアドル時代の知人からホストファミリーの住所について連絡が。 そして週末、ついに皆さんに会うことができました。ホストマザーや旦那さんも70歳を迎えて少しだけ年を取っていましたが、中身は全然変わっておらず、会った瞬間にみんなで号泣。そして、15年間で何があったかを一晩かけて話し合いました。学生時代に戻ったような、懐かしい時間を過ごすことができました。 エクアドルでの活動も終盤を迎えていますが、一番会いたかった人達に会って、きちんとお礼を伝えることができたこと、これが本当に嬉しかったです。
今日は首都のキトでの会議に参加。 久しぶりの大都市(?)にテンションが上がります。 せっかく来たんだから、こっちでしか食べないものを!と思いお昼にはベネズエラ料理を満喫。アレパといって焼きパンにアボガドとチキンをいっぱい詰めたものだったのですがこれが本当に美味。そうか、都会の生活もこんなに素晴らしいものだったんだ(笑)、と実感する一日でした。
先日久しぶりに、新規収入源として豆を使ったパン生産を行っている集落を視察。 数週間ぶりだったのですが、以前は女性ばかりだったのに、今回は男性たちも一生懸命パン作りに取りくんでいました。女性の働き振りを見て男性もモティベートされたとのこと、パンの品質も非常に向上していて、まさに自立発展している姿を目の当たりにして感動しました。
今日は、集落で先日作ったレシピ集の紹介を行なってきました。 このレシピ集、住民の方の栄養改善を目的の一つとしていることから、レシピの仲でも彼等の写真をたくさん使って、親近感を持ってもらうことを心掛けていました。 そして、今日ある集落での配布をしたのですが、自分の写真を探しては皆さん大喜び!最初はそんな姿を見て私達も喜んでいたのですが、内容よりも写真にばかり感動している姿に次第に心配になってきて、15分くらい経ってようやくレシピの内容にも目を向けてくれるようになりようやく安心しました... これを読んで少しでも集落の食習慣が改善されればと思っていたのですが、その日頂いたお昼はやっぱり、ゆでた馬鈴薯とソラマメ、それに大量のゆで卵!今後しばらくは、レシピ集を使った料理講座を開くことが必要になりそうです。
私の住んでいる町の近くで火山が再び活性化… 昨夜は噴煙が10㎞の高さにまで上がったようです。 政府からの危険情報も4段階の内、2段階まで上げられました。 この町までマグマが届く恐れはないのですが、昨日から大量の火山灰が町に舞い降りています。 普段は陽気なエクアドル人も今はマスクをしながらなるべく外を歩かないようにしています。プロジェクトの農産物への悪影響も懸念されるので、早く解決してくれるといいのですが… 写真は現地の新聞(El comercio)に掲載された噴火の様子です。 (http://www.elcomercio.com/pais/volcan_tungurahua-ceniza-pelileo-ambato_0_1114688634.html)
毎週木曜日は、カウンターパートを交えた定例会議。 こちらでは皆さんお話しするのが大好きで、話し出したら止まらない... しかも、こちらのスペイン語は妙に堅苦しくて、その会議で初めて発言する人は、そのたびに「紳士、淑女の皆さん、本日は大変お日柄もよく...」(意訳)から始まります。 オフィスには15人のスタッフがいるのですが、それぞれの発表のたびにこの挨拶から始まるので、会議が終わるのは最低でも3時間後。だんだんお尻も痛くなってくるのですが、外国人の我々が模範を示さなければいけないのでじっと我慢.. こんな風に疲れたときには、会社の帰りにファーストフードを買って帰るのですが、こちらで人気があるのがこれ。トウモロコシをすりつぶしてふかしたもので、身も心も温まって、明日からまた頑張るぞ!と元気がでます!
来週から、カウンターパートを対象に1週間の集中研修を行います。 今日もそのための準備として、日本の知恵である「一村一品活動」について事務所で資料を作成します。 そんな中、頭を抱えながらパワーポイントと睨めっこしていると、集落から帰ってきたカウンターパートが集落からの差し入れを持ってきてくれました。「おーありがとー♪」と受け取って、疲れた時には、やっぱり甘いものかな(?)と期待しながら袋を開けてみると、出てきたのは可愛いモルモットの姿焼き… 一瞬言葉を失いましたが、同僚の一点の曇りもない顔を見ると、まさかいらないとも言えず、「グ、グラシアス」と絞り出して、その場で頂きました。こちらでは、つかれたときにはモルモットを食べると元気が出ると言われており、気を効かせて持ってきてくれたようです。素晴らしい同僚と一緒に仕事が出来て嬉しいような、困ったような…
エクアドルでの生活も残り一ヶ月。 現地活動もいよいよ佳境を迎えています。 特に現在はこれまで集落で行ってきた活動をいかに全国に展開するか、そのデザインを設計しており、毎晩遅くまでオフィスでカウンターパートと頭を悩ます日々… そんな中、今日は少し気分を変えるために集落での活動の視察を実施。村で研修を行うと、若い方も年配の方も関係なく、皆さん、少しでも何かを学ぼうと真剣に私たちに向き合ってくれます。そんな彼等と対峙すると、私ももっと頑張らなくては、といつも元気がもらえます。
今日は集落での共同基金設立のためのワークショップ。 今週から大学生のインターン(二名)が活動に同行します。こちらでは全ての大学生 に卒業前3ヶ月間の実施研修(インターン)を義務付けられているとのこと。理想に眼を輝かせた若者と仕事をするのは私にとっても刺激になります。 今日の研修では、共同基金設立の目的の一つであるマイクロファイナンスの仕組みについて説明。参加者の皆さんも非常に熱心で、ワークショップ自体は非常に順調に進みました。 そして、研修後は集落の皆さんから食事をご馳走になります。いつもどおり美味しく頂いたのですが...その直後から急激な腹痛が! どうやら頂いたミルク(村の牛から直接採ったもの)にきちんと火が通ってなかったらしく、学生さんと三人で仲良く(?)悶え苦しむことに... 集落からオフィスまでは車で約1時間、山道を越えて行くのですが、これほど長く感じたのは初めてでした。 写真は集落の方と満面の笑顔でミルクを頂いているときのもの。この時はまだその後の惨状を知る由もありません…