強行採決に向けて

私は法学部で樋口陽一先生の指導のもと、憲法を専攻した。 憲法は国民を守るために、そして、間違いを犯しやすい権力を縛るためにこそある、そう学んできた。そして世界の様々な国を見てきて、どんなに立憲主義というのが重要かを肌で感じてきた。 本日、安保関連法案が参議院で強行採決されようとしている。 しかし、集団的自衛権を認めようとする本法案、憲法に明確に違反している。憲法学者の90%以上、元裁判官たちが80人近く、そして日弁連は全会一致で違憲と宣言している。合憲派がその論拠とする砂川事件の判決も、当時の最高裁判事の記録からも完全に否定されている。 賛成派は、国民の平和と安全を守るためにこの法案がどうしても必要だという。近隣諸国のリスクから守るためにはアメリカとの関係強化が唯一の手段だと。 しかし、それは憲法を破ってもいいという理由にはならない。そもそも、世界の紛争地や治安の悪い国々で働いてきた者の実感として、アメリカとの関係強化によって、日本の平和が守れるとは全く信じない。むしろ逆効果、リスクは高まるだろう。海外の経験から、日本の平和は憲法9条と国連中心主義によって守られてきたのだと実感している。 しかし、百歩譲って、どうしても必要だというのであれば、憲法に則って、憲法改正のための国民投票を行うべきである。日本には法治国家であってほしいし、民主主義の国であってほしい。 今日は、日本の基盤である立憲主義が、その根底から崩される、そんな一日になるかもしれない。10年後、50年後、100年後も語り継がれる、そんな歴史的な転換点となるかもしれない。 だからこそ、皆さんと最後まで声を挙げる。今朝も駅で、そして議会の終了後、国会前で!!

2018-08-21T09:42:08+09:002015年9月18日|Tags: |

国会前抗議行動

議会後、国会前デモに参加。 桜田門に着くと既にたくさんの方々。 国会前に横断歩道が封鎖されていて、身動きも取れない。 自然発生的に「とおせ!」の大合唱。次々と人が駅に到着する中、ついに国会前のバリケードが撤去。国会に至る道、皆さんが思い思いの声を挙げながら進む。そして、国会を前に、「民主主義ってなんだ?」のコールが響く。一人一人が光を掲げて国会前を照らす。あまりに美しい景色。これほどたくさんの方が集まって、平和に声を挙げる。エジプトや南米の民主化デモに参加したことがあるが、これほど整然としたものはない。まだ諦めない、そんな希望が持てる瞬間だった。

2018-08-21T09:42:08+09:002015年9月15日|Tags: |

安保関連法案反対 練馬デモ

先ほどまで練馬デモに参加。 7月に実施した前回のデモには1350名が参加したが、今回は天候も悪い中、1500名もの方が参加。練馬で行われたデモとしては歴史的な規模。スピーチでは沖縄から来た学生の方や3歳の子どもを持つお母さん、大学生など、それぞれが自分の気持ちを正直に表現していて、それが真っすぐに心に響く。 その後、皆さんと練馬の町をパレード。地域の中で、皆さんと心を一つにして、憲法を守れと叫ぶ、そして、沿道からはたくさんの方が手を振ってくださる。雨の中にも関わらず心が高まる、そしてこういうことを続けることに意味があるのではないか、と希望が持てる時間だった。 ... これからも、地域で皆さんと声を上げ続けていきたいと思います!

2018-08-21T09:42:08+09:002015年9月1日|Tags: |

安保関連法案10万人デモ

今日は朝から安保関連法案反対のための大行動に参加。 午前中は地元の石神井公園駅前でのスタンディング、友人の親子も誘って参加したところ、既に本当にたくさんの方々。顔見知りの方も多く参加していて、雨の中にも関わらず主催者の発表では午前中だけで600名が参加とのこと。 そして、午後からは国会前。これまでのデモとは明らかに違う人の数… 駅から既に大渋滞。主催者の発表では12万人もの方が参加(日本の人口の約0.1%)、私の隣の方も今日のために愛知や兵庫からやってきたとのことでした。これほど多くの方が参加したのは大変に意味があること、その瞬間に皆さんとともに声をあげることができたこと、本当に光栄に思います。 しかし、先ほどのNHKのニュースを見ていて愕然。 トップのニュースはタイのテロの犯人の話、そして、その後はスズキがVWとの提携を解消したとか。 その後にようやくデモの話。日本で起こったこと、しかもこれほど大きな意味のあることをニュースの合間に紛れ込ませるということ。しかも参加者の数は主催者発表の12万人を伝えるとともに警察発表として3万人と報道。 どうしたらあれほどの人数を3万人と計算してしまうのか、そしてなぜNHKがその数字をそのまま報道するのか、日本の闇を感じるとともに強い憤りを感じました。 次は9月1日、練馬での大行動です。ぜひ一緒に参加しましょう!

2018-08-21T09:42:09+09:002015年8月30日|Tags: |

明日は国会へ!

明日は国会前へ! ■8月30日■ 国会前へ スタンディングアクション!  終了後、皆さんと電車で国会前へ向かいます!11:00~石神井公園駅前  ■9月1日■ 戦争法NO!ねりま集会&パレード part2 18:30~平成つつじ公園(練馬駅) 主催:同実行委員会 現行憲法の解釈拡大によって集団的自衛権を認めようとする安保関連法案に反対します。 戦時中、私の祖父は上海に赴任。帰国後、瓦礫だらけとなった東京を見て、どんな理由があっても絶対に戦争は起こしてはいけないと実感したと繰り返し話していました。戦争の記憶が失われていく現在だからこそ、先人の声にしっかりと耳を傾けていかなければと思います。 私が政治を志した原点、それは傍観者ではなく、当事者として、声を挙げられない方、声なき声を上げる方に寄り添い、共に闘う、その思いにあるからです。 前回の練馬で行われたデモ、主催者の発表では1,350名が参加したとのこと。これほどたくさんの方が参加したのは練馬区では歴史的なことです。 1986年に返還されるまで埼玉県和光市・朝霞市・新座市、そして練馬区にはキャンプ・ドレイク(アメリカ陸軍基地)がありました。それだけにやはり関心は高いのだと身がひきしまる思いがしました。 練馬区議会では、安保関連法案に反対する意見書が残念ながら否決されてしまいました。しかし、街頭で歩きながらも、たくさんの方から手を振っていただける。こんな経験は、これまでありませんでした。まだまだできることはある、そんな希望を持てる瞬間でした。 一人の政治家として、一人の父親として、反対の声を地域の皆さんと一緒にあげていきます!

2018-08-21T09:42:09+09:002015年8月30日|Tags: |

「戦場ぬ止み」三上監督をお招きして

先日、沖縄の問題を扱った『標的の村』や『戦場ぬ止み』の監督の三上智恵さんをお招きして「70回目の夏、沖縄とつながる」イベントを実施。イベントは三上さんとのお話を通じて、辺野古、基地、そして安保法制について皆さんで一緒に考えようというもの。 「戦場ぬ止み」を見た際、現地で起こっている暴力に圧倒される一方、現場で声を上げ続けている人々の姿に心を揺さぶられた。正直に「怖い」といいながらも、反対活動を続けている姿に、「沖縄でこれほどまでに、真摯に戦っている方がいる中で、自分は一体何をしているんだ?」と問いかけられた気がした。  三上さんのお話を通じて、沖縄の問題は、日本人全員の問題であるということを痛感した。犠牲を沖縄の人に押し付けるのではなく、当事者として、しっかりと受け止めて行かなければならない、ということを考えさせられた。 先日のイベントを通じて、「私は何がしたくて政治家を志したのか?」改めて突き付けられた気がする。私が政治を志した原点、それは傍観者ではなく、当事者として、声を挙げられない方、声なき声を上げる方に寄り添い、共に闘う、その思いにある。だからこそ、これからもしっかりと地域の中で声を上げ続けていきたいと思う。

2018-08-21T09:42:09+09:002015年8月23日|Tags: |

いわせてカフェ

週末、地元の大泉学園で住民の方との懇親会、その名も「い・わ・せ・て・カフェ」を開催。この催し、地域の皆様に、区政を身近なものとして感じていただくために、お茶やコーヒーを飲みながらざっくばらんに意見交換を行うというもので今回が4回目。 ただ、区議になってからは初めて、土曜の午後、しかも外の気温は37度という条件の中でどれだけの方が来てくださるか全くわからず、当日までドキドキ。 しかし、始まってみると、これまで私たちの活動を支えてくださった皆さん、また新しく来られた方々(可愛い赤ちゃん連れのご夫婦も)も含め、なんと30名以上が出席してくださった。 最初は皆さんとともに写真とともに選挙の振り返りを行う。わずか数か月前なのに、はるか昔のような気もする選挙活動。灼熱の中、皆さんと街頭演説を行ったり、雪が降る中、皆さんと練り歩きを行ったり…皆さんとその時の苦労や思いをお話すると、胸が熱くなる。 その後、話は現在の区政へと向かう。超党派の議員団で安保関連法案に対する意見書の提出に取り組んだことや、児童館の民営化に反対の討論を行ったことなど議会での活動の内容から、初議会の感想など、等身大の視点で区政についてお話させていただく。 その後のフリーディスカッション。参加者の方からたくさんのご意見、ご質問をいただく。 皆さん、それぞれ専門分野や深い洞察をお持ちで、とても勉強になる。障がいのあるお子さんを持ち、福祉政策について提言活動をずっとされてきたお母さん、被災地で外国籍の方の支援を行ってきたNPOの方、安保関連法案反対のデモに毎週参加している主婦の方、それぞれが持つ問題意識を共有することを通じて、互いが豊かになる、まさに市民自治の原点を体験させていただく貴重な経験だった。 その後、初めて参加してくださった方から、「私は今まで政治に対して免疫も関心もなかった。だけど、一市民としての説明がすごくわかりやすく、政治を身近に感じることができた」という感想を頂く。私にとっては、この上ないお褒めの言葉。私たちの原点は市民の目線で市民の声を行政に届けること。それができるよう、これからも全力で取り組んでいきたい。

2018-08-21T09:42:09+09:002015年7月25日|Tags: |

息子の成長

今日で息子は10か月。つかまり立ちで片手を離してみたり、段差を上がってみたり。歯が上下3本ずつ生えているので、野菜スティックをかじったりもできる。(妻のママ友に教えてもらい、ゆでたとうもろこしを与えてみたら10分以上黙々とかじってくれるので、その間に家事が出来て楽だ)。 うんちもかなり臭くなってきた。はじめてポロポロのうんちを見た時は、思わず嬉しくて写真に撮ってしまったのは、私だけだろうか。 ズリバイのスピードがかなり速く、はっと気づくといじるべきでないもの(私のパソコンコードとか、仕事道具ばかり)をいじっているので油断も隙もない... 言葉と言っていいものかわからないが、「ママ」「ババ」と誰に対しても笑いかける。「愛想いいですねー。」と言われることも多い・・・が、最近は、夕方からはママでないと泣き叫ぶように。 相変わらず一時間おきに起き、総睡眠時間も短くあまったれのナポレオンベイビー剛朗。最近毎日4時起きの息子に起こされ恒常的睡眠不足の妻のため、今日はなるべく外に連れ出そうと思って、抱っこひもで、大泉学園駅の近くで開催されていたロードふじみ商店街こども祭りに行くことに。 バスに乗りたくても、泣かれると気が気じゃないので駅からの往復20分ずつを歩く。最初は車に興奮して「うほうっ!ひーはー」と声にならない声(笑)を出す息子の反応を見て楽しかったが、だんだん息子の8キロの重みが肩に重くのしかかってきて閉口。う、肩が痛い。。。普段ジムに行ってベンチプレスを上げ下げして筋トレしているはずなのだが、この暑さの中歩いていて息がきれてきた。。。で、すれ違うママたちが何人かいたが、彼女らは荷物を載せたベビーカーを細腕で押しながら、赤ちゃんを抱っこして歩いて、たまに階段登ったりしてる。。。 きっとベビーカー載せると泣いちゃうんだろうな。ほんと、私がこんなにキツいんだから、睡眠不足のママたちはどんなにか大変か。 とりあえず、10か月無事に育ってくれてありがとう。そして何よりも、いつも頑張っている妻に感謝!

2018-08-21T09:42:09+09:002015年7月19日|Tags: |

安保関連法案に反対する全国一斉アクション(石神井公園駅)

本日、安保関連法案に反対する全国一斉アクションを石神井公園駅前でも実施しました。 今回の行動、作家の澤地久枝さんや瀬戸内寂聴さん、倉本聡さん、池澤夏樹さんなど123人の呼びかけによるもので、13時に全国各地で「アベ政治を許さない!」というプラカードを掲げるというものでした。 私たちも12時から駅頭での街宣を開始。駅前を通る方々にむけてメッセージを発信しました。今日の演説の中で、どうしても伝えたかったのは、一人一人が声を挙げれば政治は変わるということでした。 ... 現在、街頭や国会前でデモや反対運動をしていると、「そんなことをしても何の意味もない、時間の無駄だ。」とよく言われます。私自身、以前は、自分が声をあげても何も変わらないのではいか、そう思っていました。 しかし、地域での政治活動を続けてきた中で、皆さんと勇気を持って声を上げること、それによって確実に政治を動かすことができる、そう確信するようになりました。 その象徴的な例が安倍首相の祖父である岸信介政権時代のことだと思っています。岸内閣が日米安保条約を締結しようとした際、30万人の国民が国会を埋め尽くし、結果、内閣は総辞職をせざるを得ませんでした。最終的に、日米安保条約は通りましたが、人々の力が現在まで、抑止力となり続けてきたと思っています。 だからこそ、私たちは地域の中でこれからも、何と言われようとも反対の声を挙げていきたいと思っています。そして本日は、あいにくの雨にもかかわらず、70名以上の方にお越しいただき、13時には皆さんとともにプラカードを掲げることができました!皆さんありがとうございました! 下記URLから録画をご覧いただけます! 石神井公園駅から「アベ政治を許さない」① http://twitcasting.tv/takeshi_nerima/movie/184961015 石神井公園駅から「アベ政治を許さない」② http://twitcasting.tv/takeshi_nerima/movie/184965091 石神井公園駅から「アベ政治を許さない」③ http://twitcasting.tv/takeshi_nerima/movie/184969460

2018-08-21T09:42:09+09:002015年7月18日|Tags: |

安保関連法案反対のための国会前抗議デモ

安保関連法案に反対の意思表示をするため、国会前での抗議デモに妻のママ友と参加。 彼女も息子と同じ10か月の赤ちゃんを抱え、離乳食をつくったり食べ散らかしを拭いたりという毎日。それでも気が気じゃなかったので参加したとのこと。赤ちゃんも連れてデモに参加した彼女に、新聞社の方がなぜ参加したのか質問すると、「子どもが大きくなって、ママはあの時に何をしていたの?と聞かれた時に、家でテレビを見ていた、とは言いたくなかった。今までは傍観者だったけれど、子どものために、当事者となることを選んだ。」とのこと。「『戦争なんて起きない、過剰反応だ』と言うひともいる。もちろん、遠い将来、取り越し苦労だとわかれば、それに越したことはない。でも権力は間違いを犯しがち。戦争は起こってしまったら取り返しがつかない。それが起こってしまうリスクを少しでも上げるようなことは絶対避けるべき。」 そして最後に、記者の方が、安倍政権に対して何がいいたいか、問いかけたところ、しばらく考えて出てきたのが、「国民ひとりひとりにもっと愛情を持ってほしい。」との言葉だった。 つまり「国民」を数で見るのではなく、夢や愛する人をそれぞれ持っている一人一人の命(もちろんこれには外国の人々も入るだろう)への想像力を持ってほしいということ。一人の人間を産み育てるのがどれだけ大変か日々実感しているママだからこその言葉。 身に染みた。多くの人々は、もやもやしたものを抱えつつも「戦争にはならない」「自分一人が動いても何も変わらない」と思っていると聞く。この受け身・無力感を変えるためには、彼女のようにごく「フツー」の人々の感覚で、間違っていることを間違っている、と声に出すことが重要だと感じた。 安保関連法案は本日、衆議院の特別委員会で強行採決によって可決された。しかし、諦めるのはまだ早い。本当のスタートはこれから。彼女や国会前に集まった仲間たちの声を聞きながら、一人の父親として、息子のためにも、この法案が成立することのないよう、地域の中で、声を上げ続けていきたい。

2018-08-21T09:42:09+09:002015年7月15日|Tags: |
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