貧困問題

3月31日(土)「地域から貧困を考える」いわせてカフェのご案内

毎月、特定のテーマについてクッキーや紅茶を楽しみながら皆さんとお話するいわせてカフェ、これまでLGBTや障害、まちづくりなどをテーマに取り上げてきました。 今回のカフェでは、地域の子ども食堂やこどもの貧困センター「あすのば」で活動している大学生の工藤鞠子さんをお招きして、皆さんと一緒に地域の貧困問題について考えたいと思います。 日本で暮らす18歳未満の子どものうち、7人に1人が相対的貧困の状態にあり、これは先進国でも4番目の高さになっています。なぜこうした状況がおこるのでしょうか?子どもは子どもだけで生きているわけでもなく、一生子どものままでもありません。子どもの貧困問題の解決には、その先に繋がる「大人の貧困」についても一緒に考える必要があります。お誘いあわせの上、ぜひお気軽にお越しください! 3月31日(土)14時~16時 東大泉中央地域集会所(資料代200円、事前予約制)

文教児童青少年委員会のご報告③ 練馬区の生活保護、準保護世帯への「学習支援事業」の問題点

先日の委員会、練馬区が生活保護、そして準保護世帯の中学三年生を対象に実施する「学習支援事業」について報告がありました。 こちらの事業、これまでは生活保護世帯は福祉事務所が、準保護世帯は学校教育支援センターが別々に行っていましたが、今年度から統合するとともに拡大して、練馬全域で行おうとするものです。 この事業は、塾の代わりに練馬区が勉強を教える、というものではなく、福祉的な側面、つまり、生徒一人ひとりに寄り添い、個々の個人的な相談に載ることや、家庭や学校での課題などを把握することも重視するものです。 しかし、今回の仕組でそれができるのか、疑問に思うことがままありました。 まず、これまでは、不登校児の支援などを専門に行ってきたNPOが事業を担ってきたのですが、今回は合計で4社が携わることになり、そのうちの二社は大手学習塾に決まりました。 学習塾だからといって、すべて不適切とは言えません。しかし、この塾について調べたところ、一社では、ネットで、まさにこの学習支援事業の講師となる学生をアルバイトで募集していました。 問題はその中身です。募集の内容を見ると、事業の内容を全く説明せず、塾のスタッフとして募集しています。また、コメントとして、「未経験者大歓迎」とあり、これでは雇われた学生も、全く何もわからないまま、対応を求められることになります。 労働条件を見ても、全部で三時間、2時間の授業と前後30分の準備、片付け、ミーティングとなっており研修の時間はほとんどないのが実情です。 今年度については、既に事業者が決定した、との報告でしたので、まずはこうした対応の改善を求めました。 学習支援事業の主旨をもう一度考えなおすともに、将来的には制度の設計自体を再構築すべきだと思います。

BIG ISSUE 憲法のあした

先日、大泉学園駅の前を歩いていたら、カラフルな雑誌を掲げている男性が。「もしかして?」と思って近づいてみると、予想通りビッグイシューを販売していました。ビッグイシューはホームレスの方々に収入を得る機会を提供する機会として、1991年にロンドンで始まったもので、販売者はホームレスか自分の住まいを持たない方々です。雑誌は一部350円でそのうち180円が販売者の収入になります。以前勤めていた会社の最寄り駅には販売員の方がいらっしゃって、毎回楽しみに購入していたのですが、練馬で販売員の方にお会いするのは初めて。早速購入しました。ホームレスの人が読者の人生相談に答えるユニークなコーナー(アドバイスもいつもぐっときます)がお気に入り。 今回の特集「憲法のあした」ということで、改憲についての憲法学者の山本一さんと渋谷秀樹さんの主張が掲載されていました。憲法は権力・多数派の暴走に歯止めをかけるものであり、国民に法的義務を課すものではない。例えば、学校で習った「国民の三大義務-勤労、納税、教育」について、勤労については、そもそもマッカーサー草案には勤労の権利しかなく、義務と表現したのは日本人であるということ、また、倫理的な規定に過ぎないので罰則はないということ。納税に関しても「法律の定めるところにより」という部分が大切で、法律以外によっては課税されない権利を保障しているものであるとのこと。さらに教育についても、子どもの学ぶ権利を保障するために保護者に義務を課しているだけであり、不登校のこどもは義務を履行していないわけではない、等、よくある誤解に明快に答えています。 また、各国の憲法を見れば、その国がどのような理念のもとに政治が行われているかわかるとのこと。(記事でも触れられていましたが、私が暮らしていた南米エクアドルでは、08年の新憲法で、世界で初めて人間以外の自然の権利も認めています。「自然は諸権利の主体となる」「自然は回復の権利を有する」など、人間以外の生物や自然界にも権利が与えられています。私自身、エクアドルの集落で仕事をしていましたが、人々の自然に対する深い愛情が憲法にも反映されていると知り、改めて感銘を受けました)この記事では、世界の憲法を見渡しても、日本の憲法13条「すべて国民は個人として尊重される」という文言が特に美しいと仰っています。「個人を大切にするからこそ、一人ひとりの多様性を大事にする社会、ダイバーシティ」につながるとのこと。 ビッグイシュー、この値段で非常に充実。販売者もみなさん誇りを持って頑張っていらっしゃいます。最初は声をかけにくいかもしれませんが、ぜひ見かけたら購入されてください!

By |2018-08-21T09:41:54+09:002016年5月12日|Tags: |0 Comments