練馬区 ミスにより900回分のワクチンを廃棄…約250万円が損失

昨日の企画総務委員会、ワクチンの3回目接種で温度管理を適切に行えなかったため、900回分のワクチンを廃棄したとの報告がありました。今回廃棄したのは、モデルナ製のもので1回分で約2700円と報道される中、単純に計算すると250万円が無駄になったことに。https://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/koho/hodo/r4/r404/20220425-04.html […]

自宅療養者はどうなる?新たな感染拡大に備えを!

先日の補正予算の審議、今後の感染拡大に備えた区としての対応を求めました。 自宅療養者への医師の往診について、練馬区ではこれまで、都の支援を活用していましたが登録されている医師はわずか一桁、電話対応が可能な医師を含めても二けたしかいませんでした。夜間は必要でも往診できないという状況も発生、2-3日寝ずに対応をする医師の方々も。そこで、区は新たに自宅療養環境整備担当課を創設。医師だけでなく薬剤師、看護師とも協力体制を作り、区として直接対応をすることは評価できます。 ただ、往診で対応できるのは軽度の方のみ、入院が必要な方への課題は残されたままです。現在は都の入院調整窓口を通じて探すことになっていますが、ピーク時には都の窓口の対応も滞る中で、保健所の職員が各病院に何時間も電話をかけて探す状況でした。 練馬区も酸素ステーションを設置。このことは評価できますが、軽症者や中等症1度の方に酸素を供給することにとどめず今後は入院待機施設として病床を補完する形で機能を拡大して「抗体カクテル療法」の投与なども検討すべきと訴えました。 区の回答は、酸素投与を中心とした対応が適切に行えるように、オペレーションを含めた体制整備を行うとともに、カクテル療法については、設置主体の都と協議しながら検討するとのことでした。 今後に向けて、練馬区の保健所職員の半数以上が派遣や非正規雇用の職員の方で担われていることも含め、対応の改善を求めます。  

練馬区の保健所、5割近くは非正規職員。感染拡大に備えて持続可能な体制を!

第5波がピークとなった8月、保健所も限界を迎え、自宅療養者にも十分に連絡がとれない事態に。こうした中、区は保健所の職員の数を77名から121名まで増員。しかしその内訳は人材派遣会社からの職員が48名、1年契約の非正規職員(会計年度任用職員)が11人と全体の5割近くに達します。仕事を一から覚えなくてはならず、短期間で辞めざるを得ないことから、ご本人だけでなく従来からの職員の負担も大きくなっています。 […]

ワクチンを求めて…人の美しさと政治の醜さ

1月以上にわたって、HIV陽性者の方からワクチン接種の予約ができないとご相談を頂いていました。海外の研究では陽性者の方は感染した際の重症化リスクが非常に高いとのこと。しかも、その方は建築現場で肉体労働をされていて、あまりの暑さにマスクをすることもできず感染リスクも大きいとのことでした。 しかし、区に何度相談しても対応はできないとのこと。私たちもワクチンの接種会場のネット予約など試みたものの全く取れず。非常に困っていたところ、知り合いから接種の日程が合わずキャンセルすることになったので、権利をお譲りしたいとご連絡が。 早速お伝えしたところ、その方からは「私は後でいいので、ほかに困っている陽性者の方に譲ってください」との答えが。ご自身のリスクをわかりつつも、他の方に譲ろうとされるその方の優しさに胸が熱くなりました。その後、HIV陽性者の方を支援する団体にも連絡を取り、彼以上にリスクの高い方はいない、ということが分かって、本日、予約することができました。 本当に苦しいとき、辛い時にこそ人の本質が出ると思います。今回、改めて人の美しさに触れ、心が揺さぶられるとともに、なぜそんな思いをしなくてはいけないのか、強い憤りを感じます。昨日の山岸さんの集会で、反貧困ネットワークの瀬戸さんが、「政治と福祉が人を殺している」と仰っていましたが、本当にその通りだと思います。せめて私にできることをするために、地域で全力を尽くします。

【いつになったらワクチンを打てるのでしょうか? HIV陽性者の方からの訴え②】

コロナのワクチン接種について、希望しても予約できないというお問い合わせを多くいただいています。特に深刻なのが基礎疾患をお持ちの方々で、今週もHIV陽性者の方からこんな訴えが届きました。 「7月に接種券が届きましたが、いまだに予約ができません。私達HIVの陽性者はコロナに罹患したら非常に高い確率で重症化すると海外のサイトでも報告されています。現在建築現場で働いているのですが、屋外の作業、酷暑の中でずっとマスクをつけていることもできません。コロナで死ぬかHIVで死ぬか、選ばなくてはいけないのでしょうか?」 […]

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