練馬区の保育園、2018年の待機児童はどうなるの? 認可保育所等の申し込みの状況について
練馬区の2018年度(平成30年度)の認可保育所等の申し込み(1次)の状況が公表されました。資料では、認可保育園や保育ママなど、預け先ごとの①欠員(募集している人数)、②希望数(申し込んだ方の数)、③倍率、が示されています。 (http://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/shussan/hoiku/hoikuen/nyuuen/moushikomi/siori-sisetu.files/bairitu_20180130.pdf) まず、2018年4月の時点での認可保育所等の欠員(保育園等で募集している人数)は合計で3,765名で、一昨年(2016年度、3,509名)に比べて200名以上増えています。しかし、希望する方の数も毎年300名以上増加しており、今年は5,386名(2016年度、4,619名)でした。その結果、保育園に入るための倍率(募集している人数÷申し込んだ方の数)は1.43倍となり、申し込んだ人の方が募集している人数よりも1,621名多くなっています。年齢別にみると特に3歳児の倍率が高く2.4倍(応募数と募集数の差は392名)、2歳児は2倍(同385名)、1歳児は1.6倍(同804名)となっています。 練馬区が発表する待機児童の数は年々減少していて、2017年度の4月の時点では48名でした。しかし、これまでも議会等で訴えてきたように、練馬区の待機児童の数え方(定義)はあまりに厳しく、48名という数字は現実を反映しているとはいえません。例えば、保育所等に入れず、やむなく育休を延長せざるを得なかった方や、希望していないにも関わらず通える範囲に空いている認証保育所、地域型保育事業(小規模保育など)があった場合なども待機児童の定義からは外れています。 来年度から定義が変わることになっていますが、区がこれまで、待機児童として認識してきた数値はあまりにも少ないと思います。申し込みをした方が募集数よりも1600名以上多い状況では、今年も待機児童が出てしまう事が予想されます。2月16日には申込をした方に対する結果が通知されますので、改めて状況をご報告します。