世界各国の男女平等の度合いを指数化した世界経済フォーラムの2014年版「男女格差指数」で、日本は調査対象142カ国のうち104位だった。

日本は女性の労働参加率などが少なく経済分野では102位、政治も議員の少なさが響いて129位だった。教育は93位。識字率と中等教育が世界1位と評価される一方、大学以上への進学が105位にとどまっている。

アジアでは、フィリピンが最も高く9位、その他には中国が87位、韓国は117位となっている。
先日、バラエティ番組でマツコデラックスが日本の男女格差問題について、「男の世界に合わせられる女の人じゃないと平等になれない」と指摘し、「女性が男性に合わせることなくいられることが本当の男女平等」と訴えた。マツコデラックスが言わんとする「男」とは、恐らくプライベートライフも無く、身を粉にして仕事する人を指している。そういった男性は必ずしもハッピーとはとてもいえない。

女性の登用にあたってこれまでと同じ働き方を求めるのであれば、根本的な問題は解決されないと思う。特に経済や政治の分野で女性の活躍を後押しするには、男女ともに働き方を変え、職場での評価の在り方についても再構築する必要があるのではないか。