本日、9月6日から1か月半にわたって行われた第三回定例会が終了しました。今回の議会では、決算特別委員会での議論の他にも、保育料の値上げや、光が丘4中の廃校、旭丘小と小竹小、旭丘中の統合、高架下での施設建設など多くの論点がありました。

それぞれの問題に共通するのが、行政は「区民との協働」を掲げるものの、多くの場合表面的で、住民の思いや訴えを汲み取ろうとする姿勢は見られないという事でした。

私自身、まちづくりや学校の統廃合、高架下のいわゆる”再開発”など、いくつもの住民説明会に参加する中で、行政の強引なやり方に対する地域住民からの怒号や、深い悲しみの声をこれほど耳にしたのはこの1年が初めてでした。

形だけの住民説明会を開き、また、言葉だけで、「住民の理解を得られる努力をします」と繰り返すだけで、実際の方針はすでに決まってます。その象徴的な例が小竹小の統合の問題だと思います。説明会では、「住民の意見をふまえながら決定します」という一方で、説明会を行う前には、素案とはいえども、区の長期計画で統合を“リーディングプロジェクト”(先駆的な規範となる事例となるプロジェクト)として位置づけてしまう、そこに住民の声を聞こうとする真摯な姿勢は見えません。

こうした思いを本日の決算への反対討論の中で述べるとともに、住民の声に真摯に耳を傾け、言葉だけでなく、丁寧な合意形成を図ることを求めました。