練馬区は国際理解を推進するために友好都市のオーストラリア・イプスウィッチ市に中学校から男女1名ずつを毎年夏に派遣。約30年実施しています。子ども達は8日間現地で滞在、ホームステイなどを行います。選ばれた子どもには非常に貴重な機会。ただし、参加には4万円の自己負担が必要。
6月22日の文教児童青少年委員会では、せめて就学援助世帯(準生活保護世帯)や生活保護世帯には免除すべきと訴えましたが、学校行事ではなく制度にないので免除できない、これまでに金銭面での相談はなく、今後相談があれば検討するとのこと。
各校の代表は立候補者の中から選ばれるのでお金が無ければ申し込むことすらできません。そもそもお金がないことを練馬区に相談できるでしょうか?子どもの夢や希望が家庭の経済状況によって絶たれてしまう現実、しかもそれが公立中学校のプログラムで行われているということは絶対にあってはならないことです。
練馬区の公立中学校では概ね6世帯に1世帯が就学援助世帯に達しています。家庭の経済的状況によって申し込むことすらできない子どもがいる現実を区は受け止め、直ちに対応すべきです。