幼稚園、保育園、小学校の今後の連携のあり方について、7月14日までのパブコメが開始。こちらは国が示した「幼保小の架け橋プログラム」の実現に向けて練馬区独自の方針を示すものです。

★架け橋プログラムとは?

これまでも幼保小連携の仕組みはありましたが、架け橋プログラムの最大の特徴は、5歳の4月から小学校1年生までの2年間を対象としたことです。また子ども中心の対話によって進めることなども求められています。その際の概念として幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿なども示されています。(架け橋プログラム実施に向けての手引き)https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/youchien/1258019_00002.htm

★現場に負担を押し付けるだけになっているのでは?

方針の実施にあたっては園や小学校のエピソードやドキュメンテーション、映像記録を共有することで理解を深める事など多くの業務が求められています。しかし、それを誰が実現するのでしょうか?小学校の教員は約3割が過労死ラインを超えて残業しているとの結果があり、保育園でも忙しくて食事をする暇もないとの相談を頂いていました。練馬区は業務は大きく変わるものではないとのことでしたが、実際に求められている内容を実現するには、時間的にも労力的にも現場に更なる努力を求めるものです。

★現場にもっと予算を!

国の指針でも自治体の役割として、幼保小の担当部局の一元化や幼児教育センターの設置、総合的な人材確保策を求めています。現場に犠牲や努力を強いるのではなく、まずは職員の数を増やし、一人ひとりが子どもと向き合える時間を持つことの方が優先すべきだと思います。

★ぜひパブコメにもご意見を!

また、そもそも保育の自由に行政が介入すべきではないとのご意見も頂いています。
こちらの方針について、パブコメが6月21日から7月14日まで求められていますのでぜひお寄せください。
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kosodatekyoiku/kyoiku/gakko/yohosho/suishinhoushin.html